【子犬のご飯の量】食事量・回数など餌のあげ方・いつまでふやかす?

【子犬の食事量・回数】どのくらいの量が目安?

生後2カ月の食事回数は1日4回がベスト

子犬も成犬と同じように食事を与えればいいと考えている方もいるでしょう。
しかし子犬は、成犬と比較すると消化器官が十分に発達していません。
そのため成犬なら1日2回の食事で、1日に必要な栄養素が含まれた分量の食事を十分に消化できます。
しかし消化器官が十分に発達していない子犬の場合、必要な栄養素が含まれた食事を2回にわけて出すと、消化しきれないため残してしまうこともあります。
そこで生後2ヵ月くらいまでの子犬であれば、食事の回数は1日4回が適しています。
トータルで同じ分量の食事量だとしても、2回にわけるのではなく4回にすることで、消化器官が発達していない子犬でも必要な栄養素を十分に摂取して、問題なく消化が行いやすくなります。

生後3~5か月の食事回数は1日3回がベスト

生後3~5ヵ月の子犬は、生後2ヵ月までの子犬と比較するとある程度成長してきているため、消化できる分量も多くなります。
そのため生後2ヵ月までは1日4回の食事がベストという場合であっても、生後3~5ヵ月の子犬は1日3回の食事が適しています。
ただし1回に消化できる食事の量は、子犬の成長によっても異なります。
生後2ヵ月から3ヵ月になったらすぐに食事の回数を減らすのではなく、子犬の成長の様子を見ながら食事の量や回数を調整していくことが大切です。
成長の早さには個体差があるという点を理解したうえで、どのような食事の与え方が適しているかチェックしましょう。
また量や回数だけではなく、食事の内容にも気を使うことで、子犬が食べやすい食事を用意することにつなあります。

超小型犬は生後3~4か月の食事回数は1日4回がベスト

同じ子犬であっても、犬種によって1回に食べる量には違いがあります。
一般的な子犬の場合、生後3~4ヵ月の食事の回数は1日3回になります。
しかし超小型犬もしくは小型犬は、1回の食べる犬が中型犬や大型犬と比較すると量が少なめです。
1度に食べられる量が少ない超小型犬もしくは小型犬に1度に多くの量を与えると、ご飯を残して無駄になってしまう、消化不良で下痢や嘔吐などの症状が出るなどの問題につながるかもしれません。
問題なく消化できる量を与えるためにも、生後3~4ヵ月くらいの超小型犬や小型犬の場合には、1日の食事の回数は4回が適しています。
また1回に与える食事の量は、消化できる量を見極めながら決めることが大切です。

生後6か月を過ぎたら食事回数を1日2~3回に減らしていく

生後2ヵ月なら1日4回、生後3~5ヵ月なら1日3回が子犬のベストな食事の回数です。
そして生後6ヵ月を過ぎたら、徐々に食事の回数を減らしていきましょう。
1日2~3回の食事であっても、1日で必要な栄養素が含まれた食事を十分に消化できるようになります。
いつまでも1日4回の食事を与えていると、飼い主における負担も大きくなるため、少しずつ食事の回数を減らしていって、犬の世話における負担を減らしていくことが大切です。
ただしいきなり食事の回数を減らすと、犬が戸惑ってしまうこともあります。
最初は食事を与える時間の間隔を減らす、与える量が少なめの食事の時間を作っていくなどの方法で、食事の回数を自然な形で減らせるようにしましょう。

子犬は消化器官が未熟なため食事回数を増やす必要がある

子犬が食事の回数を増やす必要がある理由の1つが、消化器官が未熟なためです。
身体が小さい子犬は、胃も成長過程で、消化器官も成長途中になります。
消化器官が未熟なことで、1回でまとまった量の食事を消化することはできません。
また消化器官が十分に発達していないので、消化しにくいものを与えてしまうと、十分に消化できない可能性も出てきます。
子犬の食事では、回数を増やすことに加えて、子犬用のドッグフードを与えるなど、栄養価が高くて消化性が良い食事を与えることを意識しましょう。
仕事が忙しいなどの理由で何回かに食事を分けるのが難しいという飼い主の場合は、無理する必要はありません。
可能な範囲でいいので、食事の回数を分けて子犬が消化しやすい環境を整えていくことが大切です。

子犬は低血糖になりやすいため1日の必要量を与える

子犬は成犬と比較すると、低血糖の症状が出やすいので注意が必要です。
低血糖を防ぐために大切なポイントの1つが、空腹の時間帯を減らすことです。
空腹の時間が長く続くと、低血糖のリスクが高くなるため、子犬は1日の食事を何回かに分けることが大切です。
ある程度成長していくと、食事の時間の間隔が空いても、低血糖になるリスクは低くなります。
子犬の食事の回数を増やすことは、消化を良くするだけではなく、低血糖のリスクから守るためにも大切という点を押さえておきましょう。
また食事の回数を分けるときには、トータルで子犬に必要な栄養素を考えて、バランスを考慮した内容にしましょう。
食事の回数を分けていても、栄養バランスが偏っていると成長に必要な栄養が十分に摂取できなくなるリスクがあります。

子犬の食事量の注意点1・便がゆるくなる

出した分は全部食べているので、子犬の食事量に問題がないと考えている方もいるでしょう。
しかし全部食べている場合であっても、実は食事を与えすぎている可能性があります。
例えば食事は食べていても、便がゆるいと何か病気を抱えていると不安になってしまう方もいます。
しかし便がゆるくなっているのは、食事の量が多いだけという場合も多く見られます。
子犬が消化しやすいように、何回かに分けて食事を与えていても、1回あたりの食事量が多くなってしまうケースも見られます。
何回かに分けて与えている場合でも、1回ごとの食事量が多いとトータルの摂取量が増えて便がゆるくなってしまうかもしれません。
食事の回数を増やすだけではなく、トータルの食事量が多くならないように気を付けて子犬に食事を与えましょう。

1回の食事量が多いと消化不良を起こす可能性がある

子犬の食事量で注意が必要なポイントの1つが、食事の量が多いと消化不良を起こす可能性があるという点です。
消化不良の症状は嘔吐や下痢などの場合もあれば、ひどい場合には脱水症状を引き起こして弱ってしまうリスクもあります。
嘔吐や下痢を繰り返すと一緒に水分も身体から出ていくことで、脱水症状を引き起こすリスクが高くなるので注意しましょう。
消化不良で子犬が弱っている状態になっているなら、動物病院で獣医に相談することも必要です。
また消化不良の症状が出たと感じた場合には、軽い症状なら食事の量を減らして様子を見ることが大切です。
少しずつ食事の量を調整しながら、消化不良を起こさない量を見極めていくことが、子犬の健康を守っていくために大切なポイントです。

子犬の食事量の注意点2・便が固い、少ない

子犬の便が固い、もしくは少ないという場合には、食事の量が少ない可能性があります。
今までと同じ量を与えているのに、急に便が固かったり少なかったりする状態が続くと、不安になってしまう方もいるでしょう。
ですが日々成長している子犬は、少しずつ食べられる量も増えていきます。
そのため今までと同じ食事量のつもりでも、成長している子犬には足りない食事の量となっている可能性があります。
元気な様子なのに便が固いもしくは少ないなどの症状が続く場合には、少し与える食事の量を増やしていくのも1つの手です。
食事の量を増やしすぎると消化不良になる可能性もあるため、少しずつ様子を見ながら量を増やしていくことを忘れないようにしましょう。

餌や水分不足の可能性がある

子犬の便が固かったり少なかったりする場合には、便秘の症状が出ているケースも見られます。
そのような場合、食事の量が足りないもしくは水分不足というケースもあるので注意しましょう。
食べる量が少なければ、便の元になるものが少ないので、便の量が減るのは当たり前のことです。
またドライフード中心の食事を与えている場合には、水分不足になって便が固くなってしまうケースも見られます。
そのため便が固かったり少なかったりする場合には、量と食事の内容の両方を見直していくことが大切です。
子犬が水を飲みやすい環境を整えるだけではなく、食事からも十分な量の水分が摂取できるように内容を工夫することは、便秘の症状を防ぐうえでも必要なことです。

子犬の食事量の注意点3・ドライフードに記載されている量(月齢・体重別)を守る

子犬の食事では、量と回数に注意することが欠かせません。
しかし量に注意することが大切とわかっていても、どのように与える量を決めたらいいのかわからず困ってしまうこともあるでしょう。
そこで参考にできるのが、子犬用のドライフードに記載されている量です。
ドライフードに記載されている量は、月齢や体重別に1日の摂取目安量が書かれています。
1日の摂取目安量を守ることで、子犬の成長に合わせた量の食事を与えやすくなります。
ただしドライフードとウェットフードなどを合わせて与える場合には、トータルの食事量が多くなりすぎないように調整していく必要があります。
子犬は1日に何回か食事を与えるため、トータルの食事の量で摂取量の目安を守るようにしましょう。

子犬の食事量の注意点4・犬種やサイズ別に合ったドッグフードを与える

市販されているドッグフードだけでも多くの種類があるため、どのような基準で子犬に合ったドッグフードを選べばいいのか迷ってしまうこともあるでしょう。
そこでポイントとなるのが、子犬用の食事を選ぶことに加えて、犬種やサイズ別に適したドッグフードを選ぶことです。
子犬用のドッグフードは、子犬の成長に必要な栄養素が含まれていて、子犬でも食べやすいように工夫されています。
また犬種やサイズによって成長に必要な栄養素は異なるため、犬種やサイズに合ったドッグフードを選ぶことで、子犬の健康を守りやすくなります。
ドライフードだけを与えるのではなく、水分不足を防ぐためにウェットフードと組み合わせて与えることもできます。
子犬の成長に合わせて、与える量や食事の内容を工夫することも忘れないようにしましょう。

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子犬の食事量の注意点5・定期健診や予防接種などの際に体重や体格のチェックをしてもらう

子犬に与える食事量は、体重や健康状態などによって変わってきます。
成長してきたら少しずつ食事の量を増やしていく必要があるため、健康状態や体重を定期的に確認することが欠かせません。
そこで子犬に適切な食事を与えられるようにするために、動物病院で体重や体格のチェックをしてもらうようにしましょう。
子犬のうちは、定期検診や予防接種などで何回か動物病院へ行く必要があります。
予防接種などのついでに体重や体格のチェックをしてもらうことで、体重に合わせた食事の量を考えやすくなります。
ただし同じ体重の子犬でも、食べる量には個体差が見られます。
そのため子犬の様子を見ながら、成長に合わせた食事の量を与えることが大切です。

子犬のご飯の量が合っていないとどうなる?

犬の1日あたりの必要カロリー量/計算式

犬に1日に必要なカロリーは、安静時のエネルギー要求量×ライフステージで計算されます。
体重や年齢などによって必要なカロリーを計算していく方法で、子犬の場合には生後4ヵ月までと生後4ヵ月~1年までだと必要なカロリーが変わってくるので注意しましょう。

子犬のご飯の量が多い場合・便がゆるくなる

子犬に適切な量のご飯を与えられているか、不安だという方もいるでしょう。
適量を見分けるために大切なポイントの1つが、犬の便をチェックすることです。
与えているご飯の量が多い場合、便がゆるくなる傾向があります。
犬の便を持った時、トイレシートに少し後が残るくらいのやわらかさが一番適しています。
水分を多く含んだ便の場合、ご飯の量が多い可能性が高いので注意しましょう。
便が少しゆるいという場合には、与えるご飯もしくはおやつの量を少し減らす必要があります。
量を減らして様子を見ても便がゆるい場合には、1度動物病院へ行って相談することが大切です。
また便が固いもしくは少ない場合、水分が十分に摂取できていない、もしくは食事の量が少ない可能性があるため注意が必要です。

消化不良

子犬に与えているご飯の量が多い場合、便がゆるくなるほかにも、何らかの消化不良の症状が出るケースがあります。
消化不良の症状には、下痢や嘔吐などさまざまな症状があげられます。
また下痢や嘔吐などの症状が重いと、脱水症状につながって、身体が弱ってしまうかもしれません。
身体が弱るほどの症状が出た場合には、放置せず早めに動物病院へ行って診察を受けることが大切です。
飼い主が自己判断すると症状が悪化しやすくなる場合もあるため、気になる症状があったら早めに相談するようにしましょう。

下痢

食事の量が多い場合、体内で消化しきれなかった食べ物は、下痢の症状が出るケースも見られます。
子犬は成犬と比較すると消化器官が未発達のため、1度に消化できる量が少なめです。
そのため多くの量を与えていないつもりでも、下痢の症状が出てしまうこともあるため注意しましょう。
また量の問題だけではなく、消化しにくいドッグフードを与えていることで下痢の症状が出ている場合もあります。
症状が出た場合には、食事の量だけではなく、内容にも注意することが大切です。

嘔吐

食べる量が多いと消化できずに、食道から逆流して嘔吐してしまう場合も多く見られます。
嘔吐の症状が出た場合、焦ってしまう方も多くいますが、犬は人と比較して吐くことは多くあります。
実際に嘔吐の症状が出た場合には、吐いた内容物から犬の体調を確認しましょう。
食べた後で食事の内容物を吐いたという場合、消化不良が原因で吐いた可能性が高くなります。
ただし食べた直後に吐く場合には、よく噛んで食べずに吐いているだけの可能性もあるため、よく噛んで食べられる食事を与えるように注意することも大切です。

子犬のご飯の量が少ない場合・免疫力が低下する

子犬のご飯の量が少ない場合、健康上の問題に発展する可能性があります。
そもそも食事というのは、身体の機能を保つために大切なものです。
十分な量の食事を与えられていないと、子犬の成長に必要なエネルギーが不足して、免疫力が低下してしまうかもしれません。
また犬を2頭飼っているという場合、成犬と同じ量や内容の食事を与えているという場合も見られます。
しかし同じ体重の犬であっても、成犬と子犬では必要な栄養素やカロリーには違いがあります。
必要な栄養素やカロリーが不足して免疫力が低下すると、病気にかかるリスクも高まります。
日ごろから子犬の状態に合わせて必要なカロリーなどを把握し、適切な量や内容の食事を与えられるようにしましょう。

感染症にかかりやすい

子犬は成犬と比較すると、抵抗力が弱く、感染症にかかってしまったら命に関わるリスクもあります。
特に必要なカロリーや栄養素を食事から摂取できていない子犬は、免疫力が下がっているため、感染症にかかりやすくなります。
もちろん子犬だけの話ではなく、成犬になってからも十分なカロリーや栄養素を摂取することは免疫力を高めるうえで必要なことです。
犬の年齢や体重別にどのくらいのカロリーや栄養素を摂取する必要があるのか確認し、適切な食事を与えましょう。

肝機能低下

子犬に与える食事の量が少ないと、肝機能の低下につながってしまうかもしれません。
肝臓は、栄養素の代謝や有害物質の解毒などの役割を担っています。
つまり肝機能が低下してしまうと、栄養素の代謝が悪くなって、タンパク質や糖質、脂質の文化や再合成などが行いにくい状態を作ってしまいます。
そして肝臓は身体に有害なものを体外に排出するうえで重要な役割もあります。
適切な食事を用意して、肝機能を正常な状態に保てるようにしましょう。

子犬のご飯を選ぶときの注意点やポイント

犬に必要な栄養素1・炭水化物

子犬の成長には、成犬の約1.5倍の炭水化物が必要です。
成長に重要なエネルギーとなる炭水化物なので、しっかりと摂取できるように食事を用意するようにしましょう。
ただし成犬より炭水化物を多く摂取する必要があるといっても、人間が食事から摂取する必要がある炭水化物の量と比較すると、子犬が必要な炭水化物の量は少なめです。
人間の基準で食事のバランスを考えずに、犬の栄養バランスについて確認したうえで食事の準備をする必要があります。

犬に必要な栄養素2・脂肪

成犬と比較したとき、子犬は約1.5倍の脂肪を必要としています。
脂肪の摂取は体温維持に役立つほか、臓器の保護や細胞膜の形成でも重要な役割を担っています。
特にリノール酸などの必須脂肪酸を食事から十分の摂取できるように、食事の内容に注意することが大切です。
ただし脂肪の摂取量が多いと、太りすぎや何らかの病気につながってしまうリスクもあります。
脂肪を摂取すればいいと考えるのではなく、バランスよく摂取させることが大切と押さえておきましょう。

犬に必要な栄養素3・タンパク質

タンパク質は、犬の毛や皮膚、さらには筋肉や骨などを作るアミノ酸を供給するうえでも重要な栄養素です。
ホルモンや免疫物質の材料にもなるため、十分な量のタンパク質を摂取できる環境を整えることが大切です。
栄養バランスで考えた場合、人間の食事と比較すると、犬は必要なタンパク質の比率が多くなります。
特に子犬は成長のために多くのタンパク質が必要となるため、タンパク質を十分に摂取できる内容の食事を用意するように心がけましょう。

犬に必要な栄養素4・ビタミン類

三大栄養素である炭水化物・脂質・タンパク質のほかにも、犬が摂取するべき栄養素の1つがビタミン類です。
犬の成長に必要なビタミン類は14種類あり、ビタミンの種類ごとにさまざまな役割があります。
そのため1つの種類のビタミンを摂取できていても、別の種類のビタミンが不足していると身体の機能が低下してしまうかもしれません。
健康な状態を保てるように、犬に必要なビタミンの種類を把握して食事の内容を決めるようにしましょう。

犬に必要な栄養素5・ミネラル

ミネラルは、必要量自体は少ないものの、犬の体調を整えるために重要な栄養素です。
特にナトリウムやカリウム、カルシウムなどの主要ミネラルは、体液バランスの調整や身体の調整などが正常に行われるように摂取が必要です。
カルシウムやリンは骨や歯の構成成分となるミネラルなので、丈夫な骨を作るためにも、これらのミネラルが不足しないように注意しましょう。
ただしミネラルの中には、過剰摂取が問題になるものもあるため、与えすぎにも注意することが大切です。

子犬のご飯の選び方1・総合栄養食のドッグフードを選ぼう

子犬と成犬では、食事に必要な栄養素やカロリーなどに違いがあります。
また身体の機能を保つために、栄養バランスでは人間とは異なる注意点が存在しています。
異なる注意点があることで、どのように犬の食事を用意していけばいいのかわからず困ってしまう方もいるでしょう。
ですが栄養バランスは、細かく飼い主が計算する必要はなく、市販のドッグフードを利用してバランスを考えた食事を与えることが可能です。
市販されているドッグフードは総合栄養食のため、犬の健康を考えた栄養バランスになっています。
特に子犬用のドッグフードは、子犬が成長に必要な栄養素がバランスよく配合されています。
犬の年齢や犬種、気になる症状別に適した総合栄養食のドッグフードを選んで、状況に合った食事を与えられるようにしましょう。

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子犬のご飯の選び方2・添加物が多い、粗悪な原材料を使用しているものは避ける

これは人間の子供も同じですが、子犬のご飯には、添加物が少ない物を選び、原材料も良くチェックして購入しましょう。
ドッグフードには、日持ちを良くするために保存料や酸化防止剤が使われている場合があります。
動物性の素材が多いドッグフードには、油の酸化を防ぐ化学物質の酸化防止剤が含まれます。
それらは「BHA」や「BHT」などと表記されています。
できるならば、自然素材の酸化防止剤「ビタミンE」や「クエン酸」を使っているものを選んであげましょう。
また、カラフルなドッグフードはかわいくておいしそうに見えますが、それは人間だけのこと。
犬はご飯を匂いで判断し、色は関係ありません。
人工着色料で色付けしたものは避け、体に優しいご飯を与えてあげましょう。

激安のドッグフードは粗悪なものが多い

激安の価格で売られているドッグフードは、粗悪な原材料が使われていることもあるので、注意しましょう。
ドッグフードの栄養成分の規定は、量は決まっていても、何のどんな肉かまでの規定はありません。
病気や死んだ動物の肉を混ぜて使っている場合もあるのです。
全てではないのですが、成分表にはチキンなどの素材名でなく、「○○ミール」と書かれていることが多いようです。
また、トウモロコシなどが、成分表示の先頭に書かれているものも、穀物でかさ増ししているので避けましょう。

子犬のご飯の選び方3・偏食を防ぐため何種類かのドッグフードをローテーションする

子犬の時期には、良く食べてくれる食いつきの良いフードに頼りがちです。
ですが、いろいろなフードを食べさせて様々な食材に慣れさせてあげると、大人になってからの偏食を避けることができます。
犬はとても警戒心が強い動物です。
子供の頃に同じドッグフードばかりを食べて慣れてしまうと、それ以外の味を警戒するようになり、偏食を招いてしまうこともあるようです。
そのまま歳をとると、深刻な病気を招く体になってしまう場合もありますので、肉や魚など、種類の違うものをローテンションで与え、いろいろな食材に慣れてもらいましょう。
何種類か入ったお試しセットなどを利用するのもおすすめです。
いろいろ試して食いつきをチェックすれば、どんな味が好きなのか、愛犬の好みも把握できるでしょう。

子犬のご飯はいつまでふやかす?フードのふやかし方

子犬のフードをふやかす理由1・消化しやすいようにするため

毎回毎回、手間をかけてふやかしたフードを与えるのは、少し手間かもしれません。
ですが、これには大切な理由があるのです。
生後数カ月の子犬は、まだ消化器官が十分発達しておらず、噛む力も不十分です。
固いドライフードをいきなり与えてしまうと、体がついて行けず吐き出してしまうことがあります。
また、固いものを消化できずに、下痢を起こしてしまうということも。
子犬の時は、一度にたくさんの量を消化することもできないため、ふやかしたやわらかいフードを、1日に3~4回に分けて、少しずつ与えてあげると良いでしょう。
消化の良いふやかしフードは、子犬だけでなく、ダイエット中の成犬や、食欲のない時、弱ってしまった高齢犬などにもおすすめの食べ方です。

子犬のフードをふやかす理由2・飲み込みやすくするため

子犬にふやかしたやわらかいフードを与える、もうひとつの理由は、飲み込みやすくするためです。
子犬は消化器官が発達していない上に、まだ喉も細く、飲み込む力もさほど強くありません。
一気に固いものを食べてしまうと、喉に詰まらせてしまうことがあります。
ふやかしフードは水分が多く含まれているため、飲むように安全に流し込むことができるのです。
生後1ヵ月くらいまでは、ふやかしたフードに加えて、さらにいつも飲んでいるミルクなどをかけてあげると、更に飲み込みやすくなるでしょう。
ですがこれは1ヶ月くらいまで、その後は水分だけで十分です。
フードをぎゅっと押してみて、簡単に潰れるくらいであれば問題ありません。
子犬は、まだ自分で出来ないことがたくさんありますので、しっかり見守ってあげましょう。

子犬のフードのふやかし方について

熱湯はNG!ぬるま湯で10分ほどふやかす

ふやかしたフードの作り方は簡単です。
ボウルにぬるま湯を用意し、そこにドライフードを浸しておくだけです。
そのまま15~30分おいておくことで、徐々に水分が染み込んで行き、子犬でも食べやすくなります。
この時、熱湯を使うと栄養素が破壊されてしまい、十分に摂取できなくなるので、必ずぬるま湯を使ってください。
吸い込まれずに、ボウルに残ったお水の中にも、フードの栄養分が入っていますので、そのまま与え、全部食べてもらいましょう。

ミネラルウォーターNG!水道水でふやかす

市販のミネラルウォーターは、犬にとって思いがけないトラブルの元となりますので、使用するのは控えましょう。
体によいミネラルウォーターですが、中には細菌が存在している場合があり、愛犬の食中毒の原因となることがあります。
その点水道水は、しっかり塩素系消毒剤が使われていますので、安心です。
また、ミネラルウォーターに多く含まれるカルシウムやマグネシウムは、愛犬の尿結石症の原因となると言われてもいますので、必ず水道水を使いましょう。

子犬のフードは生後3~4ヵ月まではふやかして与える

子犬の間はふやかしたフードを食べていますが、成長に伴って徐々にドライフードへ切り替えていきます。
ふやかしフードは食べやすいですが、そのままでは噛む力が育ちません。
またふやかしたフードは歯石がつきやすく、歯周病の原因ともなります。
ドライフードが食べられるようになれば、バラエティに富んだフードを試すこともできますし、飼い主さんの手間もずいぶん楽になりますよね。
人間が離乳食をやめるように、少し大きくなってきた段階で、徐々にふやかしフードは卒業しましょう。
犬の種類にもよりますが、ほとんどの場合、生後3~4ヵ月でドライフードに切り替え始めることが多いようです。
子犬は急にはなじめませんので、愛犬の様子を見ながら少しずつ移行していきましょう。

ふやかしたフードからドライフードへの切り替えについて

徐々に水分量を減らしていく

ふやかしたフードを、ドライフードに変えていくのは、いきなりすることはできません。
急に固いものを食べさせると、消化不良などを起こしてしまいます。
まずは、いつものふやかしフードを作る時に、徐々に入れるぬるま湯の量を減らしていきましょう。
食欲を無くしていないか、食いつきをよく観察しながら、ゆっくりと徐々にドライの割合を多くしていきます。
また、いつものふやかしたフードの上に、ドライフードをのせてゆき、少しずつ増やしてあげるのも良い方法です。

7~10日ほどかけてドライフードに移行していく

ふやかしたフードから、ドライフードへの切り替えの目安は、大体7~10日です。
子犬の様子を観察しながら、ゆっくりと変えていきましょう。
急に変化が起きると、子犬はびっくりして体の調子を悪くしてしまうこともあります。
食いつきが悪いなどの変化を感じたら、すぐにもとのふやかしフードに戻して、様子を見ましょう。
慣れるまでは、これを何度も繰り返しても構いません。
体調不良が続くようであれば、フードが合っていない場合がありますので、すぐに動物病院で相談をしましょう。

ドライフードへの移行中は便の様子を観察する

※200文字以上
ドライへの移行を少しずつ始めたら、愛犬の便の調子を定期的に確認してあげましょう。
今まではふやかしたフードの中から水分を取っていたため、ドライフードが多くなると水分の量が減り、バランスがとりにくくなります。
もし便がいつもより固くなっていたら水分が少なすぎと思われます。
また反対に、ドライフードを増やしているのに、下痢などの、ゆるい便になった場合は、フードが合わず、消化不良になっていると考えられます。
一度中断し、ふやかしたフードに戻して様子を見ましょう。

ドライフードを嫌がる場合は再びふやかす

ドライフードへの移行中に、固いフードを嫌がって食べなくなってしまう場合もあります。
その場合は、もう一度ふやかしたフードに戻っても問題ありません。
子犬の時は、しっかりと食べて栄養を摂り、健康な成犬になるための大切な時期です。
ドライフードへの移行が多少遅れても、生後9ヵ月くらいまでは、しっかりと食べてくれる方を選びましょう。
ふやかしたフードは香りが高く、食欲も刺激されて、またたくさん食べるようになってくれるでしょう。

子犬のご飯の量や与え方まとめ

いかがでしたでしょうか?人間の子供と同じで、生後数カ月の子犬には、こちらで気を付けてあげないといけないことがたくさんありましたね。
子犬の時は、健康な体の土台を作るために、たくさんの栄養素が必要な時期です。
フード選び、食べさせ方、大人のご飯への移行の仕方など、飼い主さんが気を付けてあげられることはたくさんあります。
ですが正しい知識を知ってさえいれば、簡単にできることも多いですよね。
多くの飼い主さんにとっては、愛犬、ましてや生まれたてのワンちゃんのためにする努力は、むしろ喜んで取り組める作業だと思います。
せっかく運命で我が家にやってきたワンちゃんです。
これから元気いっぱいに大きくなって行ってくれるように、できるだけのことをしてあげたいですね。

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