【老犬がご飯を食べない】余命が短い?水を飲まない・最期にできること

寿命が近くなるとご飯が食べられなくなる?老犬の最期の兆候とは

老犬の最期の兆候1・ご飯が食べられない

老犬の最後の兆候として、ご飯が食べられなくなります。
最期が近い場合は、栄養にこだわらず食べられるものを与えてあげるのもよいと思います。
まだ何か食べられる状態であれば、生きる気力もあります。
しかし、食べ物だけでなく水も飲まなくなったら、いよいよ市が近づいていると考えてください。
これは、食欲がないというよりは、もう死が近く、体が食べ物や水を受け付けない状態だと言えます。
こうなると無理に食べさせたり飲ませることで誤って気管に入り苦しい思いをさせてしまうため、無理に与えてはいけません。
脱水が心配になりますので、病院につれていけるのなら連れて行ってあげると点滴等の処置はしてもらえると思います。
ただ、老衰は寿命ですので、このような状態になった場合には飼い主も覚悟を決め、最期まで近くでやさしく付き添ってあげましょう。

老犬の最期の兆候2・呼吸が早く浅くなる

老犬の最期の兆候として、呼吸の仕方に変化があります。
ハァハァと浅く早い呼吸をしたり、ゆっくりと深く呼吸をしたり、不規則な呼吸を行うようになります。
そして、心臓が止まった直後には死戦期呼吸が見られます。
死戦期呼吸とは、下顎だけを動かしたり、または口を半開きにしたまま、ハッハッとあえぐような呼吸のことです。
呼吸しているように見えますが、実際は息を吸い込めていません。
死戦期呼吸のメカニズムは詳しくは解明されていないようですが、心停止により脳に血液がいかなくなり酸素不足に陥ると、体はなんとか生命を維持するために呼吸をしようと試みるが、酸素不足や意識消失によってうまく呼吸できないことで起こる現象だとされています。

老犬の最期の兆候3・痙攣発作を起こしやすくなる

老犬の最期の兆候として、痙攣発作を起こしやすくなります。
特に腎不全や肝不全、脳腫瘍といった病気や、食事をとれない期間が長い場合、痙攣発作を起こす可能性が高くなります。
痙攣が起こる原因として、老廃物を尿として体外へ排出させる働きをする腎臓の機能が弱ることで体内に老廃物が貯まること、肝臓の機能が弱ったり、食事を摂ることができないために血糖値が維持できないこと、脳に腫瘍ができ、脳の電気信号の伝達がうまくいかないことが挙げられます。
ワンちゃんが痙攣を起こした場合、無理に触ったり押さえたりはせず、周りをクッションで囲んであげるなどして怪我をしないようにしてあげてください。
また、心配ではありますが、周りで大声を出すと、いらぬ刺激になる可能性があります。
そのため、飼い主さんはできるだけ冷静に見守ってあげてください。

老犬の最期の兆候4・低体温になる

老犬の最期の兆候として、低体温になります。
老犬は代謝が落ち、更に食欲も低下するため体温を維持することがだんだんと難しくなります。
また、寝たっきりの状態が続けば、運動しないために筋肉が落ち、余計に体温調節が難しくなり、手足の末端などは冷え切った状態が続くようになります。
そんなときは、毛布や湯たんぽで温めてあげると良いでしょう。
湯たんぽは夜中お湯を替えないと温かさが持続しませんが、最近ペット用の水循環マットが発売されており、それを使用すれば夜中に湯たんぽのお湯を替える等の手間が省けて、介護が少しでも楽になるでしょう。
ワンちゃん自身も、体を温めることで内臓の機能が少しでもよくなり、ストレスが減ることで少しでも長く生けるかもしれません。

老犬の最期の兆候5・全身の震え

老犬の最期の兆候として、全身の震えが挙げられます。
震えと痙攣は似ているようで異なります。
痙攣の原因は、脳の電気信号の異常であり、意識障害を伴うことがあります、
一方で震えとは振戦とも言い、ほとんどの場合意識はあります。
震えの原因は、体温調節が上手くできておらず寒いこと、筋力の低下により自分の体重を支え切らなくなった結果、特に後ろ脚が震えること、ストレスや不安からくる震え、関節炎などの体の痛みからくる震え、副腎皮質機能低下症やインスリノーマなどの疾患を持っている場合などがあります。
全身の震えが起こった場合には、まず手足の末端を触り、冷えていないか確認してください。
冷えている場合は、湯たんぽなどで対応してあげましょう。
他にも最期まで少しでも安心して生きられるよう、不安やストレスをできるだけ取り除いてあげましょう。

老犬の最期の兆候6・酷い嘔吐や下痢

老犬の最期の兆候として、酷い嘔吐や下痢を起こすことがあります。
原因はいくつかあります。
まず、消化吸収不良により腸内に未消化物が停滞すると、水分も上手く吸収されなくなり、結果として下痢を引き起こします。
また、老齢になるとストレスへの抵抗性も弱まります。
消化管はストレスの影響を大変受けやすく、ストレスによって腸内環境も乱れてしまいます。
消化管機能が衰えることで嘔吐や下痢をおこすことがあります。
更に老犬は体温調節をすることが難しいため、体が冷えたことで下痢を起こすこともあります。
最期が近づくと、自分で動くことも困難ですので、オムツをしてあげたり、ペットシーツを敷いて寝かせてあげることで、嘔吐や下痢がでた場合でも速やかに対応でき、衛生的な場所を保つことができます。

老犬の最期の兆候7・尿がでなくなる

老犬の最期の兆候として、尿がでなくなることがあります。
これは、寝たっきりの状態で排泄機能が著しく落ち、脳からの指令がうまくいかなくなった状態ともいわれています。
また、腎不全を患うワンちゃんは、腎臓の機能が著しく低下した結果、尿がでなくなります。
尿は、体内の老廃物を外に出す、重要な役割をしています。
しかし、尿がでない状態が続くと、体の中に老廃物がたまってしまい、尿毒素が血液にのって全身を回ってしまうことで尿毒症という状態を引き起こしてしまいます。
そうなると、1日以内に死亡してしまうこともあり、大変危険な状態ですので、おしっこが12時間以上出ない場合は、速やかに獣医師に相談する必要があります。
圧迫排尿で尿をだしてあげることができます。

犬はどのくらい生きられる?どのような老化現象がある

犬の平均寿命

犬種 平均寿命(2017年)
犬全体 約13.1歳
超小型犬 13.3~15.2歳
小型犬 12.3~15.1歳
中型犬 11.2~14.6歳
大型犬 9.3~13.1歳

参照元:アニコム家庭どうぶつ白書2019

犬の老化現象1・足腰の筋肉や関節の衰え

老犬では、足腰の筋肉や関節の衰えがみられるようになります。
犬の老化は後ろ足からと言われます。
それは、犬は前足と後ろ足におよそ7:3の割合で体重がかかっているため、負荷の小さい後ろ足の方がおのずと先に弱ってくるそうです。
足が弱ると一気に歩けなくなり、寝たきりの状態になってしまいます。
また歳をとると、筋肉がつきにくくなる一方で筋力は落ちていき、運動量も減るため、おのずと筋力が低下してしまいます。
足腰の筋肉や関節の衰えを抑制するためには、少しでも運動させることが重要となります。
無理をすると返って逆効果ですが、筋力を保つために運動させる習慣を続けましょう。
運動以外にも、食事の面から高タンパクなフードを与えたり、グルコサミンやコンドロイチンなどの軟骨保護成分を含むフードを与えるのも良いでしょう。

骨関節炎とは?

骨関節炎は、慢性で進行性の関節疾患であり、一度発症すると完治することはありません。
原因は、関節軟骨の異常である場合、または関節に対し異常に負荷がかかったことで発症する場合があります。
軟骨がすり減り、関節内に炎症が生じるために痛みを伴います。
症状は、立ち上がるのに時間がかかる、歩き方が遅い、びっこをひく、痛がって触らせない、散歩を嫌がる等があります。
治療は、完治ではなく、疼痛管理や進行を遅らせることを目的に行います。
予防法として、まず体重コントロールをしっかりしてあげましょう。
肥満は、関節に負担をかけてしまいます。
また、滑りやすい床では関節に異常な負荷がかかってしまいますので、マットを敷くなどして改善してあげましょう。
グルコサミンなど関節にいいサプリメントを補助的に与えるのもよいでしょう。

犬の老化現象2・食欲低下

老犬では、食欲の低下がみられるようになります。
その理由として、まず運動量や基礎代謝量が減少することが挙げられます。
歳をとると、散歩を嫌がったり外に出たがらなくなるなど、明らかに運動量は減ります。
また、若い時と比較すると筋肉量が減り、基礎代謝量(生きるのに必要なエネルギーの量)が減少します。
結果、お腹が空きにくくなります。
また、歳をとることで味覚や嗅覚が鈍感になり、嗜好性が変化することで、今まで食べていたものを食べなくなることもあります。
食に興味がなくなり、食欲の低下に繋がります。
更に、体内の臓器の働きも若い時と比較すると機能が落ちるため、消化機能が減退することにより、食べ物の消化に時間がかかるようになり、結果として食欲が低下することがあります。
他にも、顎の筋肉が弱くなり、食べることを嫌がる場合もあり、そんな時は、餌を工夫することが重要となります。

体重減少

老化現象で食欲が低下すると、体重は少しずつ減っていきます。
また食欲があっても、老齢だと消化機能が落ち栄養を十分に吸収できなくなるので、体重は減少してしまいます。
このため老犬では、急激な体重減少でなければ、それは仕方のないことです。
しかし、体重減少には、病気が潜んでいる場合もあります。
歳をとると、若い時と比較して免疫力が落ち、病気にかかりやすくなるため、老犬の体重減少を、安易に老化のためだとしてしまうと、大きな病気を見逃してしまう可能性があります。
体重減少を一症状とする病気には、糖尿病や腎臓病、寄生虫症、胃腸炎、口内炎などの口腔疾患、心臓病、腫瘍など、様々な病気があります。
これらは他にも症状が見られます。
例えば糖尿病や腎臓病であれば多尿や頻尿を伴いますし、胃腸炎では嘔吐や下痢を伴います。
老犬は特に病気にかかりやすいことを頭に置いておくことが重要です。

犬の老化現象3・視力低下、白内障

老犬では、白内障が認められます。
白内障とは老化によって水晶体が衰え白く濁ることで、視力が低下し、進行すると失明する可能性もあります。
だいたい10歳前後から白内障を発症します。
治療法としては手術で視力の回復が見込まれる場合もありますが、手術は専門の医院でないとやっていませんので、一般的には薬により進行を遅らせる治療をします。
残念ながら白内障に予防法はありません。
視力の低下はゆっくりであり、嗅覚や聴覚でうまくカバーして生活するため、白内障になったからといってすぐに普段通りの生活ができなくなるわけではありません。
しかし、視力が低下しても安心してワンちゃんが暮らせるよう、歳をとってからトイレや食事する位置を変えない、床を滑りにくい素材にする、声掛けを心がけ、不安を感じさせないなど、生活を工夫してあげましょう。

犬の老化現象4・認知症

老犬では、認知症の症状が認められるようになります。
犬の認知症は正式には「認知機能不全症候群」といい、脳の機能が衰えることで様々な症状が見られるようになります。
例えば、同じところを行ったり来たりすることを繰り返す、徘徊、甘えん坊になる、攻撃的になる、夜泣きをする、名前を呼ばれても反応しなくなる、飼い主を忘れる、トイレの失敗が増える、日中によく眠り夜間眠らなくなる、人や周りのものに興味をしめさなくなる、よく知っている場所なのに迷子になる、などです。
予防法としては、人間と同じく脳に刺激を与えてあげることで脳の血流が増え、シナプスがつながることで認知症が予防できると考えられています。
具体的には、散歩コースを変えてみる、色々な場所に連れていく、食生活ではDHAなどのオメガ3脂肪酸を積極的に摂るなどがあります。

夜鳴き

夜泣きの原因は、視覚や聴覚が衰えて認知力が低下したことによる不安、トイレや食事、お散歩に行きたいなどの要求によるもの、関節などの体の痛みによるものがあります。
老化現象により体の機能が衰えると、人間と同じでワンちゃんもできないことが増えてきます。
今までできていたトイレで失敗したり、思うようにご飯が食べられないことは、犬自身もストレスを感じてしまい、不安になってしまいます。
認知症の症状の一つに、甘えん坊になるというのがありますが、それは、若い時にできていたことができなくなったことにより不安を感じ、飼い主さんに助けを求めている状態です。
ですので、老犬のお世話は飼い主さんも大変な面がありますが、ワンちゃんの不安を取り除いて安心させてあげられるよう、声掛けなど積極的に行ってあげましょう。
また、老犬では関節炎や床ずれを起こしやすく、痛みを訴えるために夜泣きをすることもあります。
この場合、痛み止め等で対応できますので、獣医師に相談してみましょう。

徘徊

認知症のワンちゃんは徘徊行動をすることがあります。
水を飲む、トイレに行くなどの目的がないのに家中をうろうろしたり、同じ場所をクルクル回ったりします。
徘徊する理由の一つは、不安を感じているためです。
歳をとってこれまでできていたことができなくなったり、視力や嗅覚、聴覚の衰えによって物を認識する力が弱くなった結果、ワンちゃん自身が日々の生活の中で不安を感じるようになります。
そのため、落ち着くために動き回っている場合があります。
また、不安からパニックに陥って動き回っている場合もあります。
また、認知症以外でも、脳腫瘍やてんかんといった病気において徘徊の症状が出る場合があります。
よって、徘徊の症状が認められた場合は早めに獣医師へ相談しましょう。

昼夜逆転

認知症では、昼夜逆転がしばしば起こります。
昼間ぐっすり眠ってしまうと夜に眠れなくなり、飼い主も寝不足となり辛い状態に陥ってしまいます。
昼夜逆転は、少し工夫すると改善し、認知症の進行を遅らせることができる可能性もあります。
まず昼間はできるだけ起こした状態にしましょう。
こまめに声掛けをする、マッサージをして触れ合う時間を増やす、適度な運動をするなど、室内であっても少しでも刺激を与えてあげましょう。
無理は禁物ですが、たとえ歩かせなくても、抱っこや犬用のベビーカーに乗せて散歩するだけでも、十分な刺激になります。
また、朝、日光を浴びせると、人間と同じく犬も体内時計をリセットすることができ、生活リズムを整える効果を期待できます。
日中起きていられると、夜は自然と眠くなり、適度な運動や刺激のおかげで質のよい睡眠をとることができるでしょう。

食べたことを忘れる

人間と同じく犬の認知症でも、食べたことを忘れてしまい、何度も食事を要求するワンちゃんがいます。
記憶自体がない場合や、満腹中枢の機能が衰え満腹感を得られない場合です。
この場合、さっき与えたからといって何も与えないと、ワンちゃんにはストレスになってしまいます。
そこで、1日の餌の量は決まっているため、頻度を複数回に分けて与えるようにし、食事の要求に応えてあげられる状態を作ってあげると、ワンちゃんのストレスも軽減されるでしょう。
老犬になると、消化機能が減退して食べても痩せていく傾向があります。
効率的に消化吸収するためにも、複数回に分けて食事をするのは効果的です。
また、シニア犬用のおやつも販売しています。
おやつを与える場合はあくまで量は少なめに、そして食事の栄養を補強できるものを選んであげると良いでしょう。

犬の老化現象5・内分泌疾患(糖尿病など)

老犬では、糖尿病や副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)などの内分泌疾患を発症する確率が高くなります。
糖尿病の症状は、水を多く飲む、おしっこの回数や量が増える、食欲があるのに痩せる、おしっこがべたつく、白内障などです。
血液検査や尿検査により、血糖値や尿中の糖の割合を調べることで診断されます。
糖尿病では、食事療法とインスリンの接種により血糖値を調整しなければなりません。
また、副腎皮質機能亢進症の症状は、おしっこの回数や量が増える、おしっこが薄い、食欲がありすぎる、毛が薄くなる、下腹がぽっこり出る、疲れやすいなどです。
血液検査により、副腎から分泌されるコルチゾールというホルモン量を測定し、量が異常に多いことでこの病気を疑い、更に精密検査を行うことで診断は確定します。
脳下垂体又は副腎の腫瘍が原因である場合がほとんどなため、放射線治療や手術による腫瘍の切除が治療となります。

犬の老化現象6・日和見感染症

老犬は、日和見感染症になる可能性が高いです。
日和見感染症とは、普段元気な状態では症状は出ないが、免疫力が低下した状態で感染すると症状を出す感染症のことです。
老犬になると、筋肉の衰えや食事量の低下、消化機能の低下により、免疫力は下がってしまいます。
免疫力の低下を改善するには、規則正しい生活、十分な栄養、適度な運動が重要になります。
老犬は、昼間よく眠っていますが、昼間は声掛けをしたり刺激を与えてあげると、夜は質のよい睡眠をとることができ、規則正しい生活を送ることができます。
また、朝日を浴びることで体内時計がリセットし、質の良い睡眠を促すメラトニンの働きにより免疫力が高まる効果も期待できます。
また食事については、消化によく、シニア向けに製造されたものを、複数回に分けて与えることで、効率的に栄養を吸収させるようにしましょう。
更に散歩に限らず室内であっても、ボール遊びなどをして適度な運動を心がけることで、筋力の低下を防ぎ、免疫力が低下するのを防ぐことができます。

犬が長生きする秘訣1・定期検診を受ける

飼い犬に長生きしてもらうためには、1年に1度、動物病院にて定期健診を受けることをおすすめします。
かかりつけ医を決めておくと、何かあった場合に普段の状態を理解している獣医師さんに診てもらうことができ、病気の早期発見・早期治療に繋がる可能性があります。
そのためにも病気がなくても定期健診で1年に1回は獣医師に診てもらうことは重要です。
また、犬は痛みや体の違和感を伝えてくれませんし、よっぽどのことがない限り、平常を装っています。
そのため、年1回の定期健診は重要な役割をもっています。
飼い主にとっても、獣医師と顔見知りになっておくことで、メリットはたくさんあります。
歳をとったワンちゃんは様々な変化が起こり、病気なのか、老齢によるものなのか区別が難しい場合も多いです。
そんなとき、すぐに相談できる獣医師さんの存在は大変重要になってきます。

犬が長生きする秘訣2・犬用フードを与える

飼い犬に長生きしてもらうには、犬用フードを与えることが重要です。
人間の食べ物は味か濃く、匂いも強いため、ワンちゃんは欲しがります。
しかし人間の食べ物は塩分量が高くワンちゃんにとっては体に悪いものです。
犬用フードは、ワンちゃんの犬種や年齢などを考慮して十分なエネルギーと栄養がバランスよく入っているので、安心して与え続けてください。
ただ、犬用フードといっても様々なものがあります。
低価格のものは、粗悪な原材料を使用していたり、添加物を多く含むため、長く与え続けるとなんらかの体の不調を引き起こす可能性があります。最近では、無添加でヒューマングレードのフードがたくさん発売されています。値段が高いため、継続して与えるのは難しいかもしれませんが、うまく利用してあげることでワンちゃんの健康を保ち、長生きする効果を期待できます。

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犬が長生きする秘訣3・適切な運動をする

飼い犬に長生きしてもらうには、適切な運動をさせることが重要です。
小さいころから、よく運動させて適切な食事をし、筋力をつけておきましょう。
歳をとると、どうしても筋力が衰えます。それまで培った筋肉量で、老齢での筋力の低下具合は決まりますので、普段からよく運動することは大きな意味をもちます。
また、肥満傾向にあると糖尿病や腎臓病などの病気にかかりやすく、長生きは見込めませんし、何より太っていると体が重く運動を嫌がるようになりますので、悪循環が生まれてしまいます。
また、太った体を支えるために関節や骨の無理が生じ、関節炎を発症し、結果として運動できない体になってしまいます。
よって、小さいころから適度な運動をし、肥満を避け、老齢になっても状態に合わせて運動をつづけることで、ワンちゃんは長生きしてくれる可能性が高まります。

犬が長生きする秘訣4・去勢、避妊手術

飼い犬に長生きしてもらうには、去勢手術や避妊手術をすることをおすすめします。
避妊・去勢手術は、望まない妊娠を防ぐために行うものですが、それ以外にも様々なメリットがあります。
まず手術によってガンを防ぐことができます。
犬は高齢になると生殖器や乳腺のガンになる確率が高くなりますが、手術することによってガンになる確率は確実に減ります。
また、発情がくると、ワンちゃん自身ストレスを感じてしまいますが、手術により発情がこなくなることでストレスを感じずに穏やかに過ごすことができます。
ただ、避妊・去勢手術をすると代謝が落ちることにより、肥満になりやすい傾向があります。
肥満は病気のリスクを高め、長生きできなくなりますので、徹底した食事管理や適切な運動を心がけて肥満を防いでください。

余命が短い犬にできること/最期に何ができる?

QOLを保つ介護

かわいらしく元気だった愛犬が、だんだんと老いていき、体が弱っていく。
頭ではわかっていても、愛犬のそんな姿を見るのは飼い主として本当に切ないものです。
でも、ずっと一緒に暮らしてきた愛犬には、最後の最後まで、できる限りのことをしてあげたいもの。
飼い主さん自身が後悔のないように、愛犬に幸せな一生を全うさせてあげられるようにするには、一体どうしたらいいのでしょうか。
そのポイントは、愛犬のQOLを最後まで保つことです。
QOLはQuality Of Life。日本語では、生活の質や満足度と訳されます。
死を迎えることは避けられないことではありますが、そのギリギリまで幸せに生きられるよう、体力や気力を保つことで、愛犬の生活の質、生涯を通した満足度を高く保つことができるのです。
そこで、老年期を迎えた愛犬が最後までQOLの高い生活を送れるように、飼い主さんができることは何でしょうか。

段差や障害物はなくす

まず、家の中で愛犬が移動する際の安全を保つことを考えましょう。
元気に跳ね回っていた愛犬も、年を取ればだんだんと足の力が弱くなります。
それだけではなく、聴力や視力もゆるやかに落ちていき、視界も狭まり、それにつれて安全確認をする力も落ちていきます。
家の中のちょっとした段差に引っ掛かってバランスを崩して転んでしまう、若いころならジャンプして飛びおりた距離でもうまく着地できない、ということが起こります。
年取った愛犬にとっては骨折に繋がる危険のある転倒や転落。
骨折は寝たきりへの入り口となってしまい、愛犬の自由度を大幅に下げてしまうだけでなく、寿命を縮める結果にもなってしまうので、QOLを保つためにできるだけ避けなければなりません。
そこで、家の中の段差や障害物をなるべくなくし、安全を確保してあげることが大切なのです。
例えば、フローリングには滑り止めのついたフロアマットを敷く、通り道に引っ掛かりやすいものがあれば取り除く、などから始めましょう。

寝返りの補助(床ずれの予防)

悲しいことに、飼い主さんが努力をしていても、愛犬の体力はだんだんと衰え、歩くことも難しくなる、その時はいつか訪れます。
愛犬も一日中ほとんど眠るような状態で、ベッドに横たわっていることが多くなってきます。
そういう状態の愛犬に、飼い主さんがしてあげられることはなんでしょうか。
そのひとつが、寝返りを手伝ってあげること。
人間も動物も、ずっと同じ態勢で寝ていると、床に接する部分に局部的に負担がかかるため、血流が悪くなり、床ずれができやすくなります。
皮膚に赤い部分や、体液が滲みジュクジュクする感じの場所があったら要注意です。
年を取っている愛犬にとって、床ずれは痛みを与えるとともに、感染症の原因になってしまう恐ろしいもの。
それを防ぐため、時々そっと手を添えて、寝返りを打たせてあげましょう、
目安はおよそ二時間ごとだと言われています。
愛犬の様子を見ながら、負担にならない自然な体勢になるようにしてあげてください。

マッサージ

体力の落ちてきた愛犬がずっと横になり、運動をしないままだと、筋肉の衰えは急激に加速してしまいます。
それを少しでも防いでくれるのが、愛犬へのマッサージ。
適度なマッサージは筋肉に刺激を与え、血流をよくし、老廃物を流しやすくしてくれるので、積極的に行いましょう。
力を入れる必要はありません。
愛犬が心地よく感じる程度に、さするように少しずつマッサージしてあげてください。
マッサージを続けるうちに、愛犬も体を動かしたくなるかもしれません。
そんな気配が見えたら、少しでも体を動かせるように手助けをします。
ブラッシングもマッサージと同じ効果がありますので、ぜひ愛犬の気分に合わせてこまめに行ってみてください。
心のこもったマッサージやブラッシングに、愛犬は飼い主さんからの愛情を全身で感じてくれるはず。
飼い主さんにとっても、愛犬との心安らぐふれあいの時間となることでしょう。

状態に合った食事に変更(柔らかいフード、カロリー摂取しやすいフード、缶詰など)

食事もまた、QOLを大きく左右するとともに、愛犬の健康状態を大きく左右する要素のひとつです。
顎の筋力だけでなく、嚥下能力や消化器官も弱くなっていくため、その時その時の愛犬の状態にあったものを選ぶようにすることが大切です。
固めのフードを嫌がるようになってきた愛犬には、食べやすく消化しやすいよう、柔らかいフードを与えてみましょう。
また、量を多く食べることも難しくなってきた愛犬には、少しの量で充分なカロリーが摂れるように高カロリーなフードや缶詰を出してみるのもいいアイデアです。
若いころは何でも食べてくれたのに、年を取ってからフードの選り好みが激しくなり、昨日は食べてくれたフードに見向きもしてくれない。
そういう愛犬もいますので、そういった場合飼い主さんは苦労されるかもしれません。
試行錯誤を繰り返すことは大変ですが、少しでも愛犬が食べられるものが見つかるとよいですね。
飼い主さんが愛犬の体の状態に合った食事をしっかり摂らせてあげることで、最後まで体力を落とすことなくQOLを保つことができます。

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食事が食べられない老犬への介護

飼い主さんが試行錯誤してフードを変えてみても、愛犬がなかなか食べてくれない。大量に残してしまう。
時によっては、そんなことも起こるかもしれません。
体重が落ち、痩せていくことに、飼い主さんも焦りを感じ、不安でたまらないはず。
フードに問題があるのではなく、何か別に理由があると考えることも大切です。
例えば、食事する姿勢はどうでしょうか。
年取った愛犬にとっては、今までのようにお皿が床に置いてある状態では、首が辛いのかもしれません。
お皿を台の上に乗せてみたら、首が楽になり食欲が改善した例もあります。
そんな風に、ご飯以外の条件を見直してみて、それでも改善しないのなら、食べられない理由が愛犬の体の機能に関係している可能性があります。
愛犬の立場から、食事を食べられない、あるいはどうしても食べたくない理由があるかを考えてみましょう。

食事が食べられない理由1・味覚の衰え

わたしたち人間が味を感じるのは、舌の上部にある味蕾という小さな器官です。
味蕾は、人間には約10,000個あると言われています。
そして、愛犬にはその5分の1の2,000個ほどしかないと考えられているそうです。
そして年を取ってくると、味蕾が少なくなってきたり機能が衰えたりして、味を感じにくくなっていくのです。
つまり、いくらおいしいフードを用意しても、愛犬が味を感じられず食が進まない、といったことが、食事を食べてくれない原因として考えられます。
愛犬には、元気で長生きしてほしい。そのためにしっかり食事を摂り、栄養補給をして体力を保ってほしい。
飼い主さんはそう願っているでしょう。
では、愛犬にしっかり食事を摂ってもらうには、どういう対策をとればよいのでしょうか。

対策・フードにトッピング(ささみなど)を加える

味覚が衰えてしまっている愛犬にとっては、フードを変えるだけでは不十分な場合があります。
そこで、味覚と視覚的の両方にアレンジを加えてみると効果があるかもしれません。
ささみや別の種類のフード、ウェットタイプのフードなどを、いつものご飯にトッピングしてみましょう。
特にささみは脂肪分の少ない良質なタンパク質で、愛犬の筋肉を維持するのにも欠かせない成分として手軽にとることができ、トッピングの材料にするにも最適です。
スーパーなどで購入した生のささみを与えるなら、細菌の感染を防ぐため、湯通しする、レンジで加熱をするなどしてしっかり火を通してからご飯にトッピングしましょう。
愛犬も新しいものには興味がそそられて気分が変わり、食べてくれるかもしれません。

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食事が食べられない理由2・代謝の低下

愛犬が食事を食べられない理由、その一つに代謝が低下していることも考えられます。
若いころには愛犬もさかんに活動して筋肉が代謝し、たくさんのエネルギーを消費しますが、年を取るとだんだんと走ったり遊んだりしなくなり、自然と筋肉が落ちて代謝も低下していきます。
つまり、若いころよりもエネルギーの消費量が落ちるため、同じ量のエネルギーは必要としなくなるのです。
そのため、愛犬はおなかがすいたと感じにくくなり、食が進まないのかもしれません。
筋肉量が減ってしまうと運動機能も衰えるため、少しでも筋肉を維持して代謝を上げることが必要になってきます。
そのためには、無理のない範囲で散歩やマッサージ、室内での飼い主さんとの遊びなどをするようにしましょう。

食事が食べられない理由3・咀嚼力や飲み込む力の衰え

また、愛犬がご飯を食べられない理由には、食べるための機能の衰えが関係しているのかもしれません。
私たちは普段意識していませんが、食べるという作業にもいくつかの能力が必要であり、無意識にそれらを組み合わせて使っているのです。
顎で食べ物をかみ砕く咀嚼力、そしてゴクンと飲み込む力はもちろんのこと、スムーズに飲み込むためにはその助けとなる唾液が十分な分泌されていることも必要です。
もしかしたら、それらの筋力や、唾液の分泌量が低下してきているのが原因なのかもしれません。
そうであれば、愛犬は、空腹を感じていて食べたくてもうまく食べられない、そんな状況である可能性があります。
避けられない機能の衰えを、どうしたらうまく飼い主さんがフォローできるのでしょうか。

対策・フードをお湯などでふやかす

咀嚼力や飲み込む力が落ち、唾液の分泌が少なくなれば、ご飯を食べることに苦痛を感じ、食欲がなくなってしまうのも無理はありません。
きちんと必要な栄養を摂ってもらうには、年を取った愛犬でもうまく食べられるようなご飯を用意する必要があります。
まず、いつものフードを食べやすい状態にしてから愛犬に与えるよう工夫してみましょう。
いつも食べているフードが愛犬にとって固いようであれば、お湯などでふやかして柔らかくするのもよい方法です。
お湯でふやかすと、柔らかくなるだけでなく香りも立ち、食欲を増進させてくれる働きも期待できるので、ぜひ試してみましょう。
お湯だけでなく、スープ状のフードを温めてかけてふやかせば、より栄養価もアップします。

対策・ドライフードからウェットフードにする

お湯でふやかしても、スープをかけて柔らかくしても食べてくれない。
そういう時は、思い切ってドライフードからウェットフードに変えてみるのもいいかもしれません。
愛犬も年をとるごとに水を飲む力も落ち、体も動かさなくなってくるので、どうしても水分を取る量が減ってきます。
水分を取らないと血流も滞りがちになり、老廃物が溜まりやすくなります。
また、唾液の分泌量が減るのも水分摂取量の低下が原因の一つでもあるので、愛犬には積極的に水分を取ってもらいましょう。
食べやすく、自然に水分補給もできるウェットフードは理想的な食事でもあると言えます。
さまざまなタイプがあるので、愛犬の嗜好に合わせて試してみてください。
すべての生き物にとって生命の維持に必要なだけでなく、大きな楽しみでもある、食事。
喜んで食べてくれれば、栄養を摂るだけでなく気力がみなぎり、活動量を増やして筋力維持を目指すこともできます。
愛犬の生きられる時間の最後の最後まで、なるべく自分の足で動ける状態でいることが、愛犬と飼い主さんの喜びに繋がるでしょう。

認知症の老犬への介護

年を取ってくると、体の機能だけではなく、脳もまた衰えてくることは避けようのないことです。
犬もまた人間と同じように、年を取り脳の認知機能が低下し、困った症状が出てくる子もいます。
昔に比べ犬の平均寿命も延びていることもあり、高齢犬に認知症の症状がみられることは珍しくなく、あらかじめその症状や対処法を正しく知っておく必要があります。
現在の医学では、愛犬が一度認知症になってしまうと、治すことはまず難しいとされています。
しかし、正しい知識を知っておくことで、認知症になりにくい生活習慣をつけ、予防に努めることはできます。
そして、たとえ認知症になってしまっても、進行を最小限に抑えることが可能になります。
では、犬の認知症にはどんな症状があるのでしょうか。

夜鳴きの原因1・認知症

愛犬が年をとってくるにつれ、今までしなかったような夜鳴きをするようになった、そんなことはありませんか。
全体的に若い頃と愛犬の様子が変わってきたと感じたら、注意して観察してみてください。
その夜鳴きは認知症が原因かもしれません。
夜鳴き以外に認知症でよく見られる症状は、以下のようなものです。
・お手やお座りなど、今まで出来ていたことが出来なくなった
・ご飯を食べたばかりでも忘れてしまい、食べたがる
・うろうろグルグルと同じところを回っている
・名前を呼ばれているのにわからない、反応しない
・感情表現が乏しくなり、目もどんよりしてきた
・いままではしなかったのに、粗相をするようになる
これらの症状に思い当たることがあったら、愛犬の夜鳴きも認知症からくるものかもしれません。

対策・かかりつけ医に相談し早めにケアする

愛犬が認知症かもしれない、と思ったら、早めにかかりつけの獣医さんに相談しましょう。
一度だけでなく、定期的に診察を受けることで、愛犬の状態に合わせたアドバイスを受けることができますし、飼い主さんの不安を解消することにもなります。
認知症の愛犬にも、飼い主さんが普段の生活の中でケアしてあげられることもたくさんあります。
進行を食い止めるためには、できるだけ昼と夜の生活のメリハリをつけること。
昼にしっかり活動し、夜には睡眠をとるようリズムを保つことが重要です。
また、若いころと比べ愛犬が飼い主さんと遊ぶ時間は減っているかもしれませんが、脳に刺激を与えることが大切なので、お気に入りのおもちゃなどを使って遊ぶ時間を作ってみてください。
散歩も効果的です。認知症の愛犬のお世話は大変ですから、飼い主さん自身のストレス解消もかねて外へ出てみましょう。庭やベランダで外気浴をするだけでも効果があります。

夜鳴きの原因2・痛み、苦しみ

夜鳴きを引き起こす原因はいくつかありますが、そのひとつが、痛みや苦しみです。
年を取ってきた愛犬は、運動量が減り、それにつれて筋肉量も減っています。
人間のお年寄りが膝や腰の痛みを訴えるように、愛犬も軟骨がすり減ってくるので、股関節や足首に負担がかかりやすくなります。
そうなると、動くのを嫌がるようになる子も多いのです。
また、内臓にも老化の影響が出ます。
特に大型犬は体の大きさに比べると、内臓の大きさが小さいとされ、その負担のために内臓の老化が早まると考えられています。
そのように、体の色々な個所が痛い、苦しいと感じることが増えていきます。
愛犬は、飼い主さんに痛いよ、苦しいよと言葉で伝えることができません。
夜愛犬がさかんに鳴くのは、痛みや苦しみを訴えているのかもしれない。
そう考えてみることも大切です。

対策・撫でる、マッサージする

夜、愛犬に鳴かれるのは、飼い主さんにとっても苦しいものです。
ご近所に響くのも気になるし、飼い主さんも十分な休息が取れないと日常生活にも支障が出てきます。
しかし、愛犬も夜鳴きすることで、飼い主さんに何かを訴えているのです。
まず、愛犬の休息スペースの環境を見直してみましょう。
外からの電灯の光が入って眩しい、家電製品の音が気になる、ということはないでしょうか。
愛犬も段々と眠りが浅くなるので、若い頃と同じ環境では眠れなくなってくることも考えられます、
チェックが済んだら、愛犬の体を撫でたり、マッサージしたりしながら、優しく声をかけてあげましょう。
孤独は痛みをより強く感じさせます。
大好きな飼い主さんに触れられることで、愛犬の辛さもやわらぐことでしょう。

夜鳴きの原因3・不安

愛犬が夜鳴きするもうひとつの大きな理由。それは不安です。
年を取れば視力も判断力も落ちていくので、夜の闇に対して不安を感じるようになる愛犬も多いのです。
もともと愛犬は群れで行動してきた動物ですから、もともと孤独に弱く、不安を感じやすいと言えます。
また、認知症になっても、自分自身に何か異常が起きていることを敏感に感じ取っている愛犬もいます。
ここがどこかわからない、自分が誰かわからない。
何かがおかしいけれど、それが何かわからないし、どうしたらいいだろう。
そう感じる時、愛犬はどんなに恐ろしく、不安を覚えることでしょう。
そのストレスを夜鳴きという形で、信頼している飼い主さんに必死に訴えているのかもしれません。
夜鳴きを収めるには、まず愛犬の不安な気持ちを受け止めて、解消してあげることが必要になってきます。

対策・飼い主の側で休ませる

声をかけたり、撫でたりしても愛犬の夜鳴きが収まらない時は、それだけ愛犬が不安を強く感じているのかもしれません。
そんな時は、愛犬の不安が和らぐよう、夜は飼い主さんの側で休ませてみましょう。
人間だって、不安な時は誰かに近くにいてほしいもの。
小さな子供がお母さんに添い寝してもらってすやすやと眠れるように、愛犬も飼い主さんと同じ部屋で寝られることで、大きな安心を得られるでしょう。
一緒の部屋に寝て、愛犬が夜鳴きしそうになったら、声をかける。
それだけで、不安になりかけた愛犬も、飼い主さんが近くにいてくれることを確認でき、気持ちが落ち着いてそのまま寝てくれることもあります。
それに、飼い主さんにとっても愛犬の状態がすぐわかるので、愛犬の体調に急変があっても早急に対応できる、というメリットもあります。

老犬がご飯を食べられないのは余命が短いから?まとめ

今までお話ししてきたように、年を取ってきた愛犬がご飯を食べられない大きな理由としては、
・味覚の衰え
・代謝の低下
この二つが大きな要因として考えられます。
飼い主さんにできることは、
・味覚の衰え→フードを変える、トッピングして視覚的にも変化を与える、お湯でふやかして食べやすくする
・代謝の低下→筋肉量の低下が原因なので、散歩、マッサージ、飼い主さんとの室内遊びをする
こういった工夫をし、試行錯誤をすることです。
それにより、少しでも愛犬が食事をきちんと摂れるようカバーできます。
愛犬が年を取り、それにつれて体の機能が衰えていくことは自然なことです。
しかし「年をとっているから仕方ないこと」と放置してしまえば、体の衰えは加速し、結果的に愛犬の寿命を縮めてしまうことに繋がります。
愛犬の老いを、飼い主さんの愛情あふれる工夫で乗り切っていけることもたくさんあります。
時間をかけ、手間をかけ、心をこめてお世話してあげることで、愛犬も生きる気力を持ち続けることができ、体力の衰えに歯止めをかけることができるでしょう。
ずっと一緒に過ごしてきた愛犬が、幸せな一生を全うできるかどうかは飼い主さんの愛情と努力にかかっているのです。

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