【子犬の散歩はいつから?】チワワの散歩はいつからはじめる?
子犬の散歩はワクチン接種が完了してから/16週以降に完了する
子犬を飼い始めたら、すぐに散歩へ連れ出したいと考えている方も多くいます。
しかし飼い始めたばかりの子犬は、環境にも慣れていないため、外に連れ出すと戸惑うリスクが高くなります。
環境に慣れていないということより注意が必要となるのが、免疫力が低い子犬を外に連れ出すと、ウイルスに感染する可能性があるという点です。
そのため子犬のうちは抱っこで外に少し慣れさせる程度にして、本格的な散歩は最後のワクチンの接種が終了してからにしましょう。
子犬のワクチン接種は、生後3ヵ月ほどで終了しますが、ワクチンを接種しても免疫ができるまでにはそこから2~3週間待つ必要があります。
そのため散歩へ行く場合には、生後16週以降を目安にすることが大切です。
子犬のワクチンの種類
接種義務のあるワクチン/狂犬病ワクチンについて
狂犬病ワクチンは、厚生労働省が定める狂犬病予防法で、生後3ヵ月以降のすべての犬が年に1回のワクチン接種を義務付けられています。
犬を飼い始めたばかりというタイミングでは、動物病院へ連れて行って狂犬病ワクチンを打ってもらうようにしましょう。
2回目以降の狂犬病ワクチンは、自治体が行う集合注射を利用することも可能です。
集合注射では、ワクチンと合わせて犬の登録証を発行してもらうこともできます。
狂犬病ワクチンを打たないと罰金を科される場合もあるため、忘れずに予防接種を受けることが大切です。
接種が推奨されるワクチン/ジステンバーワクチンについて
接種義務はないものの、犬を飼い始めた場合にはジステンパーワクチンを打つことが推奨されています。
犬のジステンパーウイルス感染症は、感染力が高くて、致死性の高い危険な感染症です。
人には感染しないウイルスといっても、一度感染してしまうと回復した場合でも後遺症が残るリスクがあります。
しかしワクチンを接種しておくことで感染を予防できるため、適切なタイミングでワクチンの接種を検討しましょう。
個別ワクチンではなく、混合ワクチンで接種することも可能です。
接種が推奨されるワクチン/伝染性肝炎ワクチンについて
犬を飼い始めたときに注意が必要な症状の1つが、伝染性肝炎です。
感染した犬の分泌物や排泄物と接触することで感染するウイルスで、特に1歳以下の子犬だと重症化するリスクが高いので注意しましょう。
また伝染性肝炎は、直接的な効果のある治療薬はないため、感染しないように予防をしっかりと行うことが大切です。
ワクチンを接種することで防げるほか、接種が推奨される混合ワクチンの接種によって伝染性肝炎の感染を防ぐことが可能という点も押さえておく必要があります。
接種が推奨されるワクチン/アデノウイルス2型感染症ワクチンについて
アデノウイルス2型感染症では、感染した犬の分泌物や排泄物との接触が感染源になるほか、犬の咳やくしゃみなどの飛沫物が感染の原因となるケースも見られます。
感染率が比較的高い感染症であるものの、直接的な治療薬はなく、細菌などの二次感染を抑えるための抗生物質の利用や点滴などで治療することになります。
実際に感染してしまった場合には、ほかの犬に感染しないように隔離して対処することが大切です。
またアデノウイルス2型感染症のワクチンを使うことで、感染を防げます。
接種が推奨されるワクチン/パルボウイルス感染症ワクチンについて
パルボウイルスによって起きる感染症を防ぐために、パルボウイルス感染症ワクチンが推奨されています。
このウイルスに感染すると、発熱や下痢などの症状のほか、嘔吐や血便などの症状が見られることもあります。
最悪の場合は死に至ることもある感染症なので、ワクチンを接種して予防することが大切です。
またパルボウイルス感染症ワクチンは、単味ワクチンだけではなく、混合ワクチンも用意されています。
混合ワクチンがあることで、1度の接種で複数の感染症を予防できます。
任意のワクチン/コロナウイルス感染症ワクチンについて
犬がコロナウイルスに感染した場合、免疫力の弱い子犬は消化器系の症状が出るケースも見られます。
一方で成犬の場合には、免疫力が高いため、コロナウイルスに感染しても症状が出ない場合も多くあります。
基本的に無症状なので、成犬を飼っている場合には、コロナウイルスの対策をしなくても問題ありません。
一方で子犬を飼っている家庭、特に子犬の複数飼いの場合には、コロナウイルスワクチンも含まれている混合ワクチンを接種してもらうことも可能です。
任意のワクチン/パラインフルエンザワクチンについて
犬パラインフルエンザウイルス感染症は感染力が高いものの、単独感染の場合であれば致死率は高くありません。
軽度の症状なら治療が必要ないこともあるため、ワクチン接種は任意で飼い主の判断に任せられています。
ただし単独感染なら症状が軽いといっても、ほかの病原体と混合感染をすると症状が重くなるケースも見られます。
子犬の免疫力を少しでも高めたいという場合には、パラインフルエンザワクチンの接種も含めて検討しましょう。
任意のワクチン/レプトスピラ感染症ワクチンについて
レプトスピラ感染症ワクチンには接種義務はなく、接種するかどうかは飼い主の判断に任せられています。
実際にレプトスピラ感染症に感染すると、肝障害や急性腎不全などの症状が出ます。
細菌感染すると起こる病気で、抗生物質の投与によって治療は行われています。
そしてレプトスピラ感染症は、犬の尿などから人体に経口感染するリスクがあるので注意が必要です。
状況に応じてレプトスピラ感染症ワクチンの接種も検討するようにしましょう。
ワクチン完了前は抱っこ紐やスリングなどで外に慣れさせましょう
ワクチン完了後にスムーズに散歩を始めたいという場合には、事前に少しでも外に慣れさせておくことが大切です。
特にチワワのような小型犬は、自分より体の大きい人や犬に驚き、散歩が怖いと感じてしまうことが多くあります。
また車の音などに慣れずに散歩に連れていこうと思っても歩けない犬も多くいるため、子犬のうちから外の匂いや音などに慣れさせておきましょう。
ですがワクチン完了前から外を歩かせると免疫力が低い子犬は何らかの感染症に感染するリスクもあるため、ワクチン完了までは抱っこして慣れさせていくのも1つの手です。
例えば抱っこ紐やスリングを使って子犬を外に連れ出す時間を作ることで、少しずつ外の匂いや音に慣れさせていくことが可能です。
初めて見るものに戸惑ったり怖いと感じたりするのは、人も犬も同じことです。
少しでも外の世界への恐怖を減らすように、無理のない範囲で慣れさせていくようにしましょう。
散歩デビューの前に首輪やリードに慣れておくとスムーズ
子犬の散歩デビューが生後16週以降ということは、散歩の準備も16週目以降になってからで問題ないと考えている飼い主の方も多くいます。
しかし散歩の直前になって、いきなり首輪やリードをつけられたら、感覚に慣れずに戸惑ってしまう場合もあります。
歩かせようと思っても、首輪の感覚やリードで引っ張られることに慣れず、歩いてくれないという場合もあるでしょう。
そこでスムーズに散歩デビューができるように、家の中で首輪やリードに慣れさせておくのも1つの手です。
いつも家の中でつけているものなら、外に出ても戸惑うことなく散歩ができる可能性が高くなります。
また洋服を着せて散歩したい場合でも、家の中で着慣れている服を選ぶことが大切です。
散歩に慣れるまではムリに歩かせる必要はない
早く散歩に慣れて欲しいという思いから、歩かない子犬を無理やり引っ張ってしまう飼い主の方も多くいます。
しかし初めての散歩という場合であれば、外の匂いや音など、さまざまな環境の違いに戸惑って歩けないという場合もあります。
散歩で歩かない場合であっても、慣れるまでは無理に引っ張ったりせずに、少しずつ外の環境に慣れさせていくことが大切です。
ただし歩かないからといってすぐに抱っこしたりおやつを与えたりしていると、歩かなければ構ってもらえると思って子犬がワガママに育つ可能性があるので注意しましょう。
歩かないからといってすぐに構うのではなく、子犬が環境に慣れるのを焦らず待ちます。
慣れるまでにかかる時間には個体差が見られ、すぐに慣れる犬もいれば、ちゃんと散歩ができるようになるまで数週間かかってしまう場合もあります。
チワワには散歩が必要ないって本当?チワワの散歩の意義とは?
チワワは運動量が少ない犬種/毎日の散歩は必要!
体の小さなチワワは、大型犬と比較すると必要な運動量は少なくなります。
しかし運動量が少ないからといって、運動不足になってしまい、太りやすくなる場合もあるため注意しましょう。
またチワワは、小型犬の中でも活動性の高い犬種という特徴があげられます。
そのため体が小さいから運動は必要ないということはなく、少しでも散歩に連れて行って運動をさせる習慣を作っていくことが大切です。
ただし散歩で長時間や長距離、坂道など体に負担のかかるコースを選んではいけません。
体が小さいため負担が大きい散歩コースは、骨や関節に負担がかかる原因となる場合もあるため注意が必要です。
散歩は連れて行けばいいというものではなく、コース選びも大切という点も踏まえて、散歩が担う役割について考えてみましょう。
散歩が必要な理由1・ストレス発散
1日中家の中にいると、ストレスが溜まると感じたことはありませんか?
人間がずっと家の中にいるとストレスを感じることがあるように、チワワも1日中家の中で過ごしているとストレスが溜まってしまうこともあります。
そこでストレス解消のために、気分転換として散歩で外に連れていくのも1つの手です。
チワワがストレスを溜めると、ワガママで言うことを聞かなくなったり、体調不良につながったりするリスクもあります。
心と体の両方の健康を守るためにも、散歩に行って気分転換をさせることは大切な要素です。
ただし気分転換のための散歩であっても、散歩コースの負担が大きいと散歩自体がストレスになるかもしれません。
気分転換できるように、散歩のコース選びにも注意しましょう。
散歩が必要な理由2・骨や関節を強くする
体の小さいチワワは、骨が細く関節も丈夫ではないためケガをするリスクが高くなります。
特に室内飼いで運動をほとんどしないチワワの場合、ちょっと体を動かしただけでもケガをしてしまう可能性があります。
そこで細い骨や関節を少しでも丈夫にするために、散歩をして運動習慣を作ることも必要です。
ただし骨や関節を丈夫にするためといっても、段差の上り下りや長距離の散歩コースは避けるようにしましょう。
上り下りの頻度が多い、距離が長い場合、骨や関節を丈夫にするのではなく、痛めてしまうリスクがあります。
まずは短めの距離の散歩から初めて、骨や関節を痛めない範囲で適切な量の散歩をすることが大切です。
1回10~20分程度のコースを目安に、チワワの様子を見ながら散歩コースを決めるようにしましょう。
散歩が必要な理由3・飼い主とのコミュニケーション
チワワとの散歩が大切な理由の1つが、飼い主とのコミュニケーションの機会を作れるという点です。
特に日中は留守番させているチワワの場合、飼い主とコミュニケーションをとる機会が少なく、しつけも上手くできずに困っているという場合もあるでしょう。
ですが散歩中のコミュニケーションを通して、飼い主とチワワの上下関係をはっきりさせて、信頼性を気づけるかもしれません。
例えば散歩中に引っ張る危ないことをしたなどの場合には、必要に応じて叱って、問題行動だと認識させることが大切です。
また歩かないとおやつがもらえて構ってもらえると、飼い主のことを舐めている場合もあります。
すぐにおやつをあげて歩かせずに、コミュニケーションをとって散歩ができるようにすることは、ワガママを防止して良い関係を築くためにも必要なことです。
散歩が必要な理由4・社会性(他の犬との)の構築
チワワは警戒心が強く、恐怖や不安を感じやすい傾向があります。
そのためチワワは、散歩を通して他の犬との社会性を構築させることが大切です。
ずっと家の中にいるだけだと、他の犬の存在や生活音などにおびえて臆病な性格になる、ストレスを感じやすくなるかもしれません。
散歩に連れ出してさまざまな刺激を受けることで、社会性を構築してチワワのストレスを減らすことにもつながります。
社会性を構築するためには、警戒心より好奇心が強い生後3ヵ月くらいまでに、少しでも外に慣れるようにすることが大切です。
ですが生後3ヵ月くらいまでは免疫が不十分、体ができあがっていないなどの理由から外を歩かせるのは最小限にする必要があります。
そのため生後3ヵ月くらいまでは抱っこで外に慣れる練習をして、ある程度成長してから散歩を初めて社会性を構築できるようにしましょう。
チワワの散歩の頻度/運動量・時間・距離などについて
チワワは体は小さいが活発な子が多い!完全室内飼いでは運動不足になる
「チワワは超小型犬のため、1日の必要な運動量は少ないので完全室内飼いでも問題無い」と感じている人は多いのではないでしょうか?
結論としては、完全室内飼いだと運動不足の可能性を否定できません。
確かに、室内を自由に動き回ることが出来るのであれば、問題ないのではないかと言われてはいますが、一般家庭だと、自由に動き回るにも限度があります。
チワワは身体が小さいですが、好奇心が旺盛のため、活発な子が多いです。
完全室内飼いだと運動不足はもちろんですが、ストレスを抱えてしまうこともあるでしょう。
愛犬のチワワに、健康かつ幸せに過ごしてもらうためにも毎日散歩に連れていくことが大切だといえます。
しかし、運動しすぎはまた逆効果に繋がるので、次のことに気を付けていくと良いでしょう。
チワワの散歩の頻度は1日1~2回/1回10~20分
犬の散歩と言えば1時間くらい?と思ってしまいますが、超小型犬のチワワの散歩は1日1~2回、10~20分程度で問題ありません。
活発な子とは言えど、疲労から調子が悪くなってしまう可能性や、骨が細いので骨折の可能性も否定できません。
チワワの様子を見ながら、量を少し増やしてあげたり、逆に休息日を設けたりと調整していくことも必要になってきます。
まずは1日10分程度、近くの公園1周ぐるっと回ってみるところから始めると良いと思います。
運動不足の解消はもちろんですが、外の空気を吸うことができ、室内とは違う刺激を受けることが出来るので、短い時間でもチワワは喜ぶと思います。
1日10分~20分程度の散歩をし、チワワの心の健康も保っていきましょう。
距離は1~2㎞
上記で散歩頻度について説明しましたが、これを距離に換算すると1~2㎞程度になります。
ゴールデン・レトリバーなどの大型犬だと2~4㎞くらいと2倍くらいの散歩量が必要ですが、チワワは超小型犬であることから、長い距離は必要ありません。
大型犬は散歩の目的は「運動不足の解消」を大きく掲げていることが多いですが、チワワはどちらかというと、「外の刺激を得ること」が大事ではないかと考えられます。
チワワは好奇心が旺盛で活発な子が多いですが、警戒心が強く不安になりやすい子が多いのも特徴です。
短い距離である1-2㎞でも十分足ります。
外の空気に触れさせてあげることで、警戒心を少しずつ解き離し、不安を減らしてあげましょう。
骨や関節が細く負担がかかりやすい/長距離や大きな段差などは避けましょう
チワワの散歩で気を付けることは、長距離や大きな段差などを避けてあげることが必要です。
理由としては、超小型犬のため、骨や関節が細いことで身体を壊してしまったり、骨折リスクを高めてしまう原因になりうるからです。
一緒に散歩をしていると、チワワも楽しそうなのでついつい長距離になってしまいがちですが、前項で説明した時間(10~20分程度)や距離(1~2㎞)を守ることでリスクを避ける配慮をすることが必要でしょう。
また、大きな段差や傾斜が強い坂道を歩き続けることも負担がかかりやすい傾向があるので避ける必要があります。
私たち人間も坂道をずっと上り続けたり、階段を上り続けたりするのは足腰に負担がかかってきます。
骨や関節が細いチワワは尚更負担がかかりやすいので、配慮していきましょう。
草むらは角膜炎の原因となるため避けましょう
チワワの散歩で気をつけることとして、草むらは避ける散歩コースにすることも必要です。
チワワの目はクリクリしてとても大きく可愛いですよね。
クリクリしている可愛い瞳に加え、超小型犬なので私たち人間よりも地面に近く、目を傷つけてしまうリスクが高いと言われています。
傷つけてしまい、角膜炎等の感染症にかかってしまう可能性も否定できないため、配慮してあげる必要があります。
特に、地面のにおいを嗅いでいる時は、そのまま草むらへ進んでしまうこともあります。
様子を見ながら、草むらは避けていくように誘導していきましょう。
道端の木の枝等も危険の1つなので、危険なものが落ちていないか見つつ、散歩ルートを検討していくと良いでしょう。
毎日散歩に行くのが難しい時の対策は?
室内でボール遊びやひっぱり遊びをする
飼い主もお仕事や学校等と忙しく、なかなか散歩に連れて行ってあげられないな…というときは室内でボール遊びやひっぱり遊びをするなど、室内で出来ることをしてあげると良いでしょう。
道具について、まずはチワワにあったボールを用意してあげることが大切です。
大きすぎても、小さすぎても遊びづらいため、咥えやすく、離しやすい犬用のボールを準備しましょう。
散歩は出来なくても、飼い主さんと一緒に遊べることはチワワも喜び、心の絆も深くなるに違いない上に、運動不足解消にもつながります。
まずはボールに慣れてもらうことから始め、コロコロと動かし、興味を示してもらいましょう。
チワワは警戒心が強いので、初めてのものには不安を示してしまうこともあるので、興味を示してもらった上で、ボールを軽く投げて遊んだり、ひっぱり合いをして遊んだりと楽しんでもらえると良いですね。
障害物でのケガに注意しましょう
室内でボール遊びをすることで何よりも注意しないといけないのは「ケガ」です。
外という開放的な空間ではないのでどうしても机や棚などの家具という障害物に当たってしまう可能性は否めません。
なるべく机等はずらしたり、空間を作ってあげる他、床に子供のおもちゃや文房具等が落ちていないか確認したうえでボール遊びをはじめるのが適切です。
私たち人間も、タンスに小指をぶつけてとても痛い思いをしたこと、1回はあるのではないでしょうか。
相当痛くてしばらく動けない…って方も中にはいると思います。
チワワは骨や関節が細いため、痛いのはもちろんですが、そこから大きなケガに繋がることもあります。
お互いのためにも、環境整備はしっかり行った上で障害物に注意していきましょう。
ストレスがたまらないようにスキンシップをとりましょう
散歩には連れて行ってあげれない上に、家の中でもあんまり遊んであげる時間がない…となると、チワワもストレスを大きく抱えてしまいます。
毎日激務で連れて行ってあげるのは難しい…となってしまう気持ちはとてもよく分かりますが、愛犬であるチワワの心の健康が損なってしまうのもつらいのではないでしょうか。
愛犬も、きっと飼い主さんのことを信頼し、「遊んで欲しい」という気持ちは常に強く持っているに違いありません。
スキンシップをとることで飼い主と愛犬の間に強い絆が生まれると思います。
散歩や室内で遊ぶことを通じてスキンシップを取り、大切な愛犬に楽しんでもらうことで、愛犬の身体の健康はもちろんですが、心の健康も得ていきたいですね。
チワワの散歩の注意点/夏の散歩におすすめの時間帯は?
散歩は毎日同じ時間に行く必要はない/天候や気温などに合わせて柔軟に
チワワで適度な運動が必要になりますので散歩を運動の中に取り入れるようにしましょう。
但し、大型犬のように運動不足を解消させるための散歩ではなく、チワワ気分転換のための散歩だと理解しておいた方がいいでしょう。
人間と同じように、チワワも1日中家の中にいると身体によくありません。
外に出かけることで気分転換させることが大切。
この他にも外部環境に慣れされる目的があることも覚えておいてください。
チワワは小型犬のため臆病で、人見知りをしたりよく吠える習性があるので、散歩を通して環境変化に順応させることが必要なのです。
但し、散歩は毎日同じ時間に行く必要はありません。
その日の天候・気温などに合わせて柔軟に外に連れて行ってあげてください。
夏の散歩は熱中症に注意!散歩は早朝や夕方以降がおすすめ
夏の散歩は熱中症に注意しなくてはなりません。
夏の時期に散歩させる上で十分意識しておかなければならないことは時間帯。
特に昼間は気温がグングン上がっていき、日差しやアスファルトからの照り返しがきつくなってきます。
このために散歩させるには、夏の場合は早朝や夜に散歩をするように心かけましょう。
夏は日の出が早いので5時には明るくなっています。
地面の熱も放射されているので、気温も上昇していない早朝の散歩はチワワにとっても大きな負担はかかりません。
どうしても早朝の散歩ができない場合は地面の熱が下がっている夜に散歩へ連れて行くのがいいでしょう。
夕方は厚さが地面に残っており、肉球を痛めてしまう可能性があります。
散歩する前には飼い主が実際に地面に触れて地熱が下がっているかどうかを確認しておくことです。
犬は人間よりも熱中症にかかりやすい
犬は人間よりも熱中症にかかりやすいことも認識しておくべき。
人は暑くなると汗腺から汗を放出して体温をコントロールすることができません。
しかし、犬は肉球にしか汗腺がないため身体の中に蓄積されている熱を放出するためには、口を開けて舌を出して、激しく呼吸するしか熱を吐き出すことができないのです。
このようにして外部から空気を取り込んで体温を下げています。
舌を出しているのも、唾液を蒸発させて舌の熱を放出挿せている点も体温調節に繋がっていいます。
そのため犬が長時間直射日光を浴びていると、口から舌を出してハアハアするだけでは熱の放出が間に合わず、熱中症になってしまうのです。
このように犬の特性を理解しておかないと、散歩に連れ出す時間帯によって苦しいことになってしまいます。
夏のアスファルトは肉球が火傷するリスクがある
犬を散歩させる時には、肉球が火傷の可能性があることも理解しておきましょう。
犬は成長していくと肉球の角質層が厚くなっていきます。
そのために地面の熱を感じる程度が次第に薄れていきます。
しかし、真夏のアスファルトやコンクリートの地面の温度は50度〜60度にも達しています。
いくら熱さが感じにくくなっているとは言え、温度が上昇している道路などの直接歩くことは肉球の火傷に繋がるリスクがあるわけです。
夏場に散歩させることには注意を払ってあげなければなりません。
絶対に昼間の散歩は避けたべきなのです。
真夏の直射日光で熱くなったアスファルトの路面を実際に触ってみると、どれだけ熱いかが分かるので、散歩に適した早朝・夜を選び肉球の火傷から守ってあげるようにしてください。
夏の散歩の注意点1/散歩の前後はしっかり水分補給をしましょう
夏の散歩で注意するポイントの1つに水分補給が挙げられます。
特に散歩の前後はしっかりと水分を与えることが重要。
先ほども言ったように直射日光で熱せられた地面の温度は50度〜60度以上になることが珍しくありません。
特に犬は顔が地面に近くあるために、日差しの照り返しをまともに受けてしまい、熱中症になりやすいのです。
熱中症の予防のためにたっぷりと水分補給すると同時に、散歩中でもいつでも飲めるように用意しておくといいでしょう。
水を飲まないのであれば、フルーツ・ヨーグルトなどで水分補給させることもおすすめです。
もし、熱中症になってしまったら、一度に大量の水分を飲ませずに冷たい水を少しずつ飲ませるようにしてください。
また、緊急を要する際にはスポーツドリンクなどを1:1の比率で水で混ぜて飲ませてみることも覚えておくと便利です。
おしっこの量や回数をチェックしましょう
次におしっこの量や回数を確認することも忘れないようにしてください。
尿は食べたものの他に水・血液の老廃物。
犬でもおしっこは泌尿器関係の異常を示すだけではなくて身体の異常を示してくれるバロメーターと言ってもいいでしょう。
このことから犬のおしっこの量・回数をチェックしておき、正常な状態であるかを把握しておくべきです。
通常、健康な犬であれば、子犬で1日7~10回、成犬で3~4回程度程度。
おしっこの量が少ない場合や量が少ない場合は、身体に変調をきたしていないか注意することが大切です。
ちなみに、もし、おしっこの量が少なかったり、回数が少ない場合は、尿路結石や膀胱炎・尿道周りの腫瘍などが疑われますので、十分に注意しておいてください。
夏の散歩の注意点2/木陰が多い公園や芝生を選びましょう
夏の散歩では、直射日光を避けるため早朝や夜の散歩がいいのですが、昼間に散歩をしなければならないのであれば、木陰が多い公園や芝生を選ぶようにしてください。
平日は忙しくて散歩に連れていくことができず、休日に犬と外出したいと思っている飼い主の方もいることでしょう。
このような場合、昼間に外に連れ出すことが多くなるものですが、木陰が多い公園であれば、ダイレクトに日差しを浴びることがありません。
また、芝生の多い公園だと明日アルトのような厳しい照り返しもないので、かなり散歩しやすいと言えます。
できれば、長時間遊ぶよりも短時間でもいいので、毎日散歩させる方がおすすめです。
何故なら散歩している最中は犬もうれしくなりはしゃぎ回わりますが、長い時間に散歩していると、翌日に疲れを残してしまうためです。
肉球を守るために犬用の靴もおすすめ
先ほどもお話したように真夏の炎天下のアスファルトは地面の温度が最高60度を越すこともあります。
想像した異常に熱くなっているため火傷をしてしまう可能性もあるのです。
犬の肉球にどうしても負荷がかかってしまい、火傷するリスクがあるため犬専用の靴を履あせて足をガードしてあげることもおすすめ。
犬の靴だけでなく靴下という方法をありますが、夏の火傷から肉球を守るために色々なものが販売されています。
このような犬専用の靴は夏場の火傷対策だけでなく、冬場の凍傷や災害時の対策でも効果的。
これらの靴はさまざまなシチュエーションに特化した靴があるので、それぞれの目的にマッチした靴を選ぶといいでしょう。
慣れるまでうまく歩けない犬をいるので、サイズが合ったものを選んであげてください。
犬の夏バテ対策1・普段の食事にひと工夫で水分が取れるようにする
では、犬の夏バテ対策としては、どのようなことに注意しなくてはならないでしょうか?特に夏場は水分不足になることが懸念されます。
人と同じように犬も夏バテに対策としては適切に水分を補給させてあげることが重要になってくるもの。
犬はパンティングと呼ばれる行動で口を空けて舌を出してハアハア息をすることで、体内の熱を発散させています。
しかし、温度が上昇しパンティングの頻度が多くなっていくことで、身体の中の水分が大量に消費。
水分不足・熱中症にならないためにも、こまめに水をあげてください。
ただ、中にはどうしても水を素直に飲んでくれないケースも少なくありません、このような場合は食事の中でも工夫することで水分を摂取できるようにしてあげなければなりません。
ドライフードをぬるま湯でふやかす
食事の中で水分を摂れるようにしてあげる。
具体的にはどのような方法があるのでしょうか?1つはドライフードをぬるま湯に浸けてふやかしてみる方法。
ドライフードを犬が食べている光景を見ていると分かりますが、ガリガリと音を立てて食べています。
それだけフードが硬いという証拠です。
硬いドライフードを噛んで飲み込むだけでも、かなりのエネルギーを消費してしまうのですが、あまり食べずに食が細くなっている時は、身体の変調をきたしていないか心配になる飼い主の方もいるほど。
この時にふやかしたドライフードを与えてみると、それまでとは異なり、喜んで食べるようになることがあります。
このようになるのは、老化や夏バテが考えられます。
若いうちはアゴの筋肉もしっかりとしているので、ドライフードデモ好みであれば、喜んで噛みながら食べてくれます。
しかし、老犬は筋肉が衰えており食事量も減ってしまうのですが、夏バテでも身体が疲れきっており、食事の量がへるためふやかしたドライフードを与えることで食事量が回復し水分補給もできるだけです。
ドッグフードの正しいふやかし方|子犬や老犬へ与えるドライフードをふやかすコツと注意点やデメリット
ドライフードに肉のゆで汁を混ぜる
前述のように犬は足裏にある肉球だけに感性があるために、人間のように汗をかくことができません。
これは体温調節ができないということを意味しているのですが、舌を出してハァハァと速いスピードで呼吸するパンティングで熱を発散しています。
しかし、日本のような高温多湿に環境では犬にとって夏は非常に厳しい季節。
しかも、散歩でもアスファルトの照り返しがきつくて、さらに体感が上がってしまうことは避けようがありません。
このような犬の夏バテ気味としては水分補給も大切な要素になります。
食欲不振で食が細くなっている犬には、前項で説明したようにドライフードをふやかして食べさせる方法の他に、ドライフードに肉のゆで汁を混ぜて食べさせてみるという方法も効果的です。
好きなウェットフードをトッピングする
夏バテ対策の中に、犬の好きなウェットフードをトッピングして食べさせるという方法を挙げられます。
いつも好んで食べているドライフードをあまり食べない時はウェットフードをトッピングして食べさせてみてください。
いつもの積極的に食べているドライフードに、おやつ感覚で好みそうなトッピングをプラスしてみるのです。
但し、ここで注意しておきたい点はカロリーの高いものばかりを与えないこと。
下手をすると胃腸に負担がかかってしまったり、栄養バランスが偏ってしまうこともあります。
肥満の原因になったり、好きなものだけしか食べないようになるので、場巣に調整しながらあげることが重要です。
水分補給が大切だからと言って、好きなものばかり食べされていると、夏バテではなく違った形で変調をきたしてしまいかねません。
おやつに好きなフルーツをあげる
おやつに好きなフルーツをあげることも水分補給に効果的です。
フルーツは調理する必要がなく、すぐにおいしく食べることができるので、実にいい食材です。
しかし、犬には食べさせていいものとダメなものがあるので注意が必要。
食べされていいフルーツとしては、いちご・りんご・バナナ・パイナップル・メロン・みかん・スイカ・梨・アセロラ・ブルーベリー・桃・さくらんぼ・柿・カシス・クランベリ・栗・マンゴーなどが挙げられます。
逆に食べされてはいけないものとしては、ブドウ・イチジク・ドライフルーツ・レモンやグレープフルーツ・プルーンなどがあります。
このようにいいもの・悪いものをしっかりと理解して与えてあげてください。
なお、糖分が多く含まれているので適度な量にしておくことも注意点です。
【犬にぶどうは大丈夫?】犬が葡萄を食べてしまったときの対処法/症状や危険性
総合栄養食のドッグフードを選ぶ
犬の夏バテ防止には、水分補給が重要なポイントになってきますが、総合栄養食をのドッグフードを選ぶことも大切なことです。
栄養素がバランスよく配合されているので、水と総合栄養食だけでも必要な栄養は摂取させることができるのです。
最近のドライフードの多くが総合栄養食になるのですが、配合されている食材の内容が明確になっており、原材料が犬の健康に繋がるかどうかもチェックしておきましょう。
特に主原料が動物のタンパク質となっており、オメガ3など含まれていると安心です。
また、このように栄養バランスが整っており、食いつきが良ければより一層理想的です。
尚、身体の調子によっては食事療法に適したフードを選ばなければならないケースもありますが、このような時は飼い主の判断で与えるのではなく、獣医の指示を仰ぐことが大切です。
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チワワが散歩を嫌がる!?理由と対策について
散歩を嫌がる理由1・歩くことがじたいが嫌い
チワワは、歩くことじたいが嫌いという理由から散歩を嫌がるケースも見られます。
特に散歩に慣れていない段階だと、歩くのが嫌いということに加えて、知らない外の世界が怖いという感情から外を歩くのを嫌がる傾向があります。
散歩を嫌がると、無理に連れ出すこと自体がかわいそう、小型犬なので室内で十分というイメージを持つ方もいるでしょう。
しかし体重が3kgと軽いチワワであっても、ある程度は外を歩いて運動させることは必要です。
歩くことを嫌がる場合であっても、少しずつ外に慣れさせていって、楽しんで散歩ができるように環境を飼い主が作ってあげることが大切です。
ただし無理に連れ出すのではなく、徐々に外にいる時間を長くするなど様子を見ながら外を歩けるようにしましょう。
太りすぎると散歩が億劫に/適度な運動をさせましょう
小型犬種のチワワは適正体重は、1.5kg~3.0kgほどで、世界最小の純血種ともいわれています。
小さくて軽いと不安なので、少しでも丈夫になってほしいという思いから、ご飯やおやつを与えすぎてしまう飼い主の方も多くいます。
しかしご飯やおやつの与えすぎて太ってしまうと、肥満が原因で何らかの病気のリスクが高まってしまうこともあります。
また体重が増えて太りすぎると、散歩が億劫になってさらに太りやすい環境を作り出してしまう可能性があります。
チワワの健康を守るためには、適切な量のご飯を与えるだけではなく、適度な運動習慣が欠かせません。
負担がない程度の運動をさせる習慣を作って、適正体重を保ちチワワの健康を守っていけるようにしましょう。
散歩を嫌がる理由2・体調不良や体の痛み
チワワが散歩に行きたがらないのは、ただのワガママだと判断してしまう飼い主の方もいます。
ワガママなら無理やり連れだして問題ないと考える方もいますが、ワガママではなく体調不良という場合もあるので注意しましょう。
人間にとっては大した量ではないと思える散歩の時間であっても、体の小さなチワワにとっては負担が大きいケースも見られます。
そのため少しの量だと思った散歩で体を痛めて、散歩に行きたがらないのかもしれません。
特に坂道や長距離の散歩をした後、次の散歩に行きたがらない場合には、体の痛みを感じている場合もあると考えて、注意深く観察しましょう。
また体調不良で散歩に行きたくない場合もあるため、チワワの様子を見ながら散歩に連れていくか判断することが大切です。
チワワは骨や関節が細くケガをしやすい
チワワの散歩で注意が必要なポイントの1つが、小さな犬種のため骨や関節が細くてケガをするリスクが高いという点です。
小さな溝であっても落ちてしまったり、ちょっとした段差に躓いたりしてしまって、ケガをする場合もあるでしょう。
またちょっとした坂道や長距離の散歩は、体の小さなチワワの骨や関節に大きな負担となってしまう場合もあります。
そのためチワワを散歩に連れていく場合には、骨や関節への負担が少ないコースや距離を選ぶことが大切です。
最初は少ないかなと思う量から散歩をしてみて、チワワが元気で余裕がありそうだと感じたら、少しずつコースを長くしてみるのも1つの手です。
実際にどのくらいの量の散歩が負担に感じるかは個体差があるため、散歩は様子を見ながら行うことを忘れないようにしましょう。
食欲低下や嘔吐など普段と様子が異なる場合は早めに受診しましょう
散歩後に食欲低下や嘔吐など、普段と異なる様子が見られる場合もあります。
疲れて食欲がないだけなどと判断してしまう飼い主の方もいますが、熱中症という場合もあれば、何らかの病気が関係しているかもしれません。
体の小さなチワワは、地面との距離が近いため、アスファルトの照り返しの影響で熱中症にかかるリスクが高くなります。
熱中症や何らかの病気などの場合でも素早く対処できるように、食欲低下や嘔吐などの症状がある場合には、早めに動物病院へ連れていくことが大切です。
犬は体調の変化があっても、言葉で飼い主に直接伝えることはできません。
飼い主側が犬の体調の変化に気づき、必要な対処をすることが大切という点を忘れないようにしましょう。
散歩を嫌がる理由3・リードや洋服が嫌い
チワワが散歩を嫌がる場合、運動が嫌いというわけではなく、身に着けているリードや洋服が嫌いという場合もあります。
飼い主側がかわいいと持って選んだリードや洋服であったとしても、チワワ側から見ると、飾りが邪魔、リードの音が気になるなどの理由で気に食わないケースも見られます。
そのため飼い主側の見た目がかわいいというだけで、リードや洋服を選ばず、着心地や動きやすさ、音が気にならないかなどの点を総合的にチェックしたうえで、身に着けさせるアイテムを選ぶようにしましょう。
またチワワの洋服選びで大切なポイントの1つが、サイズの合ったものを選ぶことです。
サイズが合わないと動きにくいだけではなく、ケガの原因につながってしまう場合もあるため注意が必要です。
慣れている首輪やリードでお散歩しましょう
散歩に連れていくので、せっかくだから新しい洋服を着せたいと考える飼い主の方もいるでしょう。
しかし新しい洋服の着心地が悪い、飾りがついていて動きにくいなどの場合、チワワが散歩を嫌がってしまうことがあります。
そこでチワワを散歩へ連れ出すときには、慣れている洋服を着せるようにしましょう。
そして洋服だけではなく、首輪やリードも慣れたものを選ぶことが大切です。
家の中だと首輪はつけずに過ごしているという場合も多く見られます。
しかし散歩のときだけ急に首輪をつけられると、感覚に慣れずに戸惑ってしまい散歩を嫌がる可能性があります。
そこで散歩へ行く前から、家の中で首輪やリードをつける練習をして、首輪やリードの間隔に慣れさせておくのも1つの手です。
散歩を嫌がる理由4・散歩コースに飽きている
普段は散歩好きのチワワが散歩を嫌がるという場合、いつも歩いている散歩コースじたいに飽きている可能性があります。
散歩好きの犬であっても、毎日同じコースの繰り返しだと散歩に飽きてしまうケースも見られます。
人間も同じ作業を毎日繰り返しているだけだと、やりがいが感じられずつまらないと思ってしまうこともあるでしょう。
マンネリ化を防ぐためにも、同じ散歩コースではなく、複数の散歩コースを用意して飽きない工夫をすることが大切です。
また散歩コースを変えることには、脳に刺激を与える意味でも大切なことです。
ただし散歩コースを変える場合、坂道が多い、歩く時間が長いコースがあると、チワワへの負担が大きくなってしまうこともあるため注意が必要です。
いくつか散歩コースがあると楽しみが増える
チワワが嫌がらずに散歩できるようにするために一番大切なポイントが、散歩の楽しみを増やすことです。
そこで散歩の楽しみを増やすために、毎回同じコースではなく、いくつか散歩コースを用意するのも1つの手です。
いくつかの散歩コースを用意することで、今日はどのコースで散歩するのかという楽しみを増やすことにつながります。
また犬だけではなく、飼い主側も違うコースを歩くことで刺激をもらうことが可能です。
違う道を歩くと、季節の移り変わりや街並みのちょっとした変化を感じながら散歩ができます。
日々のちょっとした変化を楽しみながら歩くことで、チワワと飼い主の両方が楽しみながら散歩をすることにつながります。
散歩を単純作業にせず、楽しみながらチワワと過ごせる時間にすることが大切です。
散歩を嫌がる理由5・散歩コースに怖いものがある(トラウマ)
チワワが散歩中に歩きたがらないという場合、散歩コースに何らかの怖いものがあるのかもしれません。
散歩中に何らかの怖い経験をしたことで、トラウマとなって歩きたくないという反応を見せることがあります。
トラウマといっても、ほかの犬に吠えられたという場合もあれば、車やバイクのエンジン音が怖かったなどのケースも見られます。
人間にはたいしたことがないと思えるものであっても、体の小さなチワワにとっては怖い体験となってトラウマとなってしまうものも見られます。
そのためチワワがトラウマで散歩を嫌がっている場合、飼い主が様子を見ながら、状況に合わせて適切に対処できるようにすることが大切です。
トラウマは無理に克服しようとするのではなく、避けられる場合には避けることも必要です。
吠える・しゃがみこむなどが見られる場合はコースを変更する
散歩中にチワワが特定の場所で吠える、もしくはしゃがみこむなどの行動をする場合もあります。
例えば他所の家の犬がいる家の前で毎回吠える、もしくは前に吠えられた経験が怖くてその家の前を通りたくないなどの理由でしゃがみこんでしまう場合、どのように対処したらいいのでしょうか。
無理に引っ張って通過しても問題ないと思う方もいますが、無理やり引っ張ると体の小さなチワワはケガをするかもしれません。
また無理に引っ張るとトラウマを克服できないので、特定の場所で吠えたりしゃがみこんだりする場合には、散歩コースを変更するのも1つの手です。
苦手な犬がいる家の前を避けるだけでも、チワワが無理なく散歩しやすくなります。
また家への道で通るしかない道でチワワが吠えたりしゃがみこんだりする場合、その場所だけ抱っこして通過するのも1つの手です。
散歩を嫌がる理由6・飼い主に構ってほしい
チワワが散歩中に歩かなかったとき、抱っこしたりおやつをあげたりした経験はありませんか?
歩かなかったときに構った経験がある場合には、飼い主に構って欲しいという思いから散歩を嫌がっている可能性があります。
動かなければ抱っこしてもらえる、歩かないとおやつをもらえると学習した場合、散歩を嫌がることで飼い主に構ってもらって自分の要求をかなえようとしているのかもしれません。
このように飼い主に構って欲しいと考えてチワワが歩かない場合、飼い主のことを舐めていると判断できます。
チワワのような小型犬はワガママな犬が多いので、一度甘やかすと、繰り返し甘やかしてもらえると思う傾向があるため、早めに状況を改善することが大切です。
抱っこしてほしい・撫でてほしいなどのワガママには付き合わない
飼い主に構って欲しい、撫でて欲しい、おやつをもらいたいなどのワガママから、チワワが散歩中に歩かなくなってしまうこともあります。
しかし歩かなくなったときに毎回構っていたら、その後も歩かなければ構ってもらえると思って、状況が改善しません。
そこでワガママが原因で散歩をしないという場合には、すぐには構わずにチワワが自分から動くのを待つことが大切です。
声をかけずにリードを軽く引っ張るなどの方法で自分から動き出すのを待つことで、立ち止まっても構ってもらえないと犬が学習できます。
ただしリードを強く引っ張ったり引きずってしまうと、肉球が傷ついたりケガをしたりする原因となってしまうので注意しましょう。
飼い主のほうが立場は上だと理解させるためにも、早めに構って欲しいというワガママは改善できるようにすることが大切です。
チワワの散歩/時間・頻度・距離などまとめ
小型犬のチワワの場合、家の中での運動だけで十分と考えている方もいるでしょう。
しかし小型犬であっても、自宅内だけだと運動不足となって太ってしまうリスクもあります。
適度な量の散歩を心がけて、チワワの健康を守れるようにすることが大切です。
またチワワが散歩に行きたがらない場合、何が原因で歩かないのか確かめるようにしましょう。
同じように散歩を嫌がる場合でも、ワガママという場合もあれば、体調不良やトラウマが原因のケースも見られます。
まずはチワワが散歩を嫌がる原因を把握して、原因別にどのような対処法が必要となるのか考えていく必要があります。
また体の小さなチワワは骨や関節を痛めやすいので、坂道の少ない散歩コースを選ぶ、長距離の散歩を避けるなどの点に注意しましょう。
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