犬にバナナは大丈夫?正しい与え方や食べていい量

犬にバナナをあげても大丈夫?正しく与えれば大丈夫です!

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犬にバナナをあげても大丈夫!バナナはビタミン・ミネラルを豊富に含む健康食

バナナは非常に栄養価が高い果物の一つであり、人間はもちろん犬に与えても問題ない果物となっています。
ビタミンやミネラルといった犬にとっても必要な栄養素を豊富に含んでおり、バナナを犬が食べることで健康に効果的だったりすぐにエネルギーになってくれるので食欲が落ちている犬も喜んで食べてくれる場合も多いです。
もちろん犬にとってバナナは必要不可欠な食べ物と言うわけではないので、バナナをメインに与えるのではなくおやつとして特別なご褒美に与えるようにしたり、元気がない時や食欲不振の時に一時的な栄養補給として与えるようにしましょう。
体重や犬種に合わせて最適な量を与えれば、バナナは犬にとってビタミンやミネラル補給として役立ちます。

犬にバナナを与える際の注意点1・フルーツアレルギーの症状に注意

フルーツアレルギーの症状とは/皮膚のかゆみ・唇・舌・口内が腫れるなど

基本的には犬にとってバナナは悪影響はありませんが、人間でもアレルギーを持っている人がいるように犬にもアレルギーはあり、フルーツアレルギーの犬もいます。
犬は自分がアレルギーを持っているとはわからないので、甘い香りがするバナナは喜んで口にしてしまうので飼い主がしっかりと症状の有無を確認する必要があります。
アレルギーの場合には皮膚の痒みが発生したり、唇や舌、口内が腫れるなどの症状が発生するのでしっかり様子を見ておく必要があります。
最初からいきなりたくさん与えるのではなく、まずは少量を与えて様子を見て問題なさそうなら少し量を増やすようにしましょう。
アレルギー症状が現れたら、その後はバナナは与えてはいけません。

犬にバナナを与える際の注意点2・ダイエット中や太りやすい犬は注意しましょう

バナナは糖分が多い

バナナは果物の中でも糖分が多いので、与え過ぎると肥満につながってしまう可能性があります。
もちろんダイエット中の犬にも向いていないので、ダイエットをしている場合には与えないようにしましょう。
太りやすい犬種には与えないようにしたり量を調整するのはもちろんのこと、避妊や去勢をした犬は太りやすいので気を付けなくてはなりません。
人間にとっては少量でも身体の小さな犬にとっては量が多いこともあるので、カロリー計算も忘れてはいけません。

バナナは高カロリー

バナナは果物の中でも比較的カロリーが高く、バナナ一本のおよそ100グラムに含まれているエネルギーは80キロカロリー〜90キロカロリーとなっていて、決して低カロリーというわけではありません。
犬の体重や健康状態によっては、与えない方が良い場合もあります。
バナナは甘くて美味しいので犬はどんどん欲しがってしまう傾向にありますが、可愛いからと犬に要求されるがままに与え過ぎてしまうと犬の健康を脅かすことになるので気を付けましょう。

体重増加がみられないか注意して見ましょう

バナナを与えてもアレルギー症状が発生したり、特に健康状態に異変が見られないとなれば犬が欲しがるがままにバナナを与えてしまいがちです。
しかしバナナは糖分も多くカロリーも高いので毎日のように与えていると、太ってしまい肥満で健康に悪影響を及ぼしてしまう可能性もあります。
そうならないためにも体重チェックは日頃から行っておき、万が一体重増加がみられた場合にはバナナを与えることは一旦やめて様子を見ることが大切です。

犬にバナナを与える際の注意点3・糖尿病の犬は獣医に相談してから決めよう

犬によっては病気を持っていてバナナを与えてはいけなかったり、少量なら与えても問題はなくても量が多いと悪影響を及ぼす場合もあります。
特に糖尿病と診断されている犬の場合には、バナナを与えても良いのか獣医師に相談してから決めるべきです。
自己判断でバナナを与えてしまうと糖尿病が悪化するケースもあるので、しっかり聞いておくことが飼い主が犬にできることの一つとなっています。
糖尿病を始めとした血糖値の管理が必要になっている犬や、栄養管理をしていかなくてはならない犬の場合にはバナナに限らず与えてもないものは何か獣医師に聞く必要があります。
健康に良いとされる食べ物でも、病状によっては食べさせてはいけないものもあるので気をつけましょう。

犬にバナナを与える際の注意点4・食事の一部として少量ずつ与える

いきなり大量のバナナを犬に与えてしまうと、腹痛や便秘につながってしまったりアレルギー反応を起こして深刻な事態になってしまうリスク間あるので気を付けなくてはなりません。
食事の一部として少量ずつ与えるようにし、バナナを与えた場合には1日のトータル摂取カロリーもきちんと考え、カロリーオーバーになり犬が太ってしまうことがないように管理することが大切です。
もちろんバナナは美味しいので犬は喜んで食べる場合が多いですが、だからといってバナナだけを与えたりバナナをメインの食事にしてしまうと、栄養バランスが大幅に偏ってしまうので気を付けましょう。
食事の一部として与えることがベストであり、決してメインにはしてはいけません。

犬にバナナを与えるメリット・デメリット

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バナナを与えるメリット1・栄養素が豊富

ワンちゃんにバナナを与えるメリットはずばり栄養素が豊富であるという点と安価に購入できる栄養補給食品であるためです。
つまり、ワンちゃんに栄養を補給する場合、毎日栄養を補給するとなると問題になるのが安価であるかどうか、安全であるかどうか、そして栄養バランスです。
バナナは、この問題点すべてをクリアしている果物なので、ワンちゃんにバナナを与えるというのは、安価に栄養を補給するという面において十分すぎるほどメリットがあるのです。
しかも、ワンちゃん自体がたとえバナナを食べなかったとしても人間が食べれば、人間も栄養を安価に補給できるので人間にとっても利点がある栄養補給食材になるのです。
無論、バナナは値段が安いと言っても徐々に値上がりを見せている果物ではありますが、どこでも入手できる食品ですから、ワンちゃんの栄養補給以外にも使用できるふるーつうあので、お勧めです。

バナナの栄養素1・カリウムのはたらきについて

バナナの栄養であるカリウムですが、カリウムは、塩分を体外に排出する役割があり、高血圧や筋肉のけいれんを防ぐ役割があります。
ワンちゃんの場合、筋肉のけいれんやむくみというものを解消する役割があるので、塩分をドッグフードからとりすぎたワンちゃんにおいては有効的な栄養素を持っています。
なお、ワンちゃん用のドッグフードは通常多くの塩分を含まないのですが、人間と同じものを食べさせるなどをした場合、簡単に塩分過多になるので人間と同じものを食べさせてしまった場合、塩分の排出を行うためにバナナを食べさせるのは有効です。

バナナの栄養素2・食物繊維のはたらきについて

食物繊維は胃腸を動かす役割があり、ワンちゃんの場合、便を体外に排出するための胃腸を動かします。
胃腸内に便が溜まると運動時に腹痛という形でワンちゃんに影響を及ぼし、運動をすることも便を排出する一つの運動になるんですが、肝心の運動ができなくなると便はうまく輩出されなくなるので、食物繊維で腸を動かして便を排出する方法が挙げられます。
この方法であれば、運動が得意ではないワンちゃんでも便を排出可能となるのでバナナは胃腸を活性させるうえで重要な栄養素となります。

食物繊維は腸内環境を整え被毛を美しく保つ・体臭を抑える・涙やけを予防するなどの効果がある

食物繊維には、腸内環境を整えるという役割があり、腸内環境が整うことで、毛並みや体臭を抑えるという効果が期待できます。
なぜなら、食物繊維は、余分な排出物この場合、便を排出することで体内の毒素を出します。
逆を返せば、毒素が溜まると便が臭い体臭が発生するので食物繊維を取るということはいかに体内の毒素を外に排出するかということになるのです。
涙焼けという現象についても涙を生産する場所が毒素により影響を受け異常を起こすことで問題になるのですが、毒素をうまく輩出すれば、涙焼けの原因は便と一緒に排出されるので起きないというわけです。

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バナナの栄養素3・糖質(ブドウ糖・果糖・ショ糖など)のはたらき

バナナの糖質の役割は、即効性のあるエネルギーです。
つまり、ワンちゃんも人間と同様にエネルギーを生きるうえで必要としていて、すぐに消費可能なエネルギーが糖質です。
糖質は、思考をつかさどるエネルギーでお砂糖から簡単にエネルギー補給が可能です。
反面にワンちゃんの場合、人工的に作り上げた糖質は病気の原因になるため、バナナとかスイカの様なフルーツから栄養を取るのが望ましく、お砂糖は虫歯や肥満の原因になるのでワンチャンは取得してはなりません。

バナナの栄養素4・ビタミン類(ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB3・ビタミンB6・葉酸)のはたらき

ビタミンは、神経伝達物質で、体の動きに影響する栄養素でありつつ、肌の栄養でもあります。
つまり、神経伝達がうまくいかないと、人間の場合身体能力の衰えを感じ、肌もボロボロになってしまうというわけです。
逆にビタミンを摂取してうまく栄養が吸収されていれば、身体能力は年齢以上になり得るかもしれないし、肌もボロボロにならないということです。
なお、ワンちゃんの場合、サプリで栄養を吸収するという方法もありますが、食べる栄養のほうが吸収率が良いのでバナナを食べさせるという方法が望ましいでしょう。

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バナナの栄養素5・アミノ酸のはたらき

アミノ酸は、筋肉を作ったり壊れた筋肉を修復します。
ワンちゃんの場合、遊んでいてケガをした場合、怪我の修復が早くなるというのがこのバナナのアミノ酸の役割になります。
なお、アミノ酸についてはワンちゃんの場合、牛肉から摂取するので一応十分に満ち足りる栄養素になるはずなんですが、与えるエサの種類によってはタンパク質とかアミノ酸を抑えたエサもあったりするので必ずしも過重に摂取しているので必要が無い栄養素だというわけではありません。
よってバナナからアミノ酸を摂取するというのは意味があり、場合によってはワンちゃんはアミノ酸が不足している可能性もあり得るのです。

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バナナを与えるメリット2・少量で十分にカロリーが摂れる

バナナを与えるメリットは、少量で十分すぎるカロリーがある点です。おおよそ一本で80キロカロリーの栄養になるのでお米であればお茶碗半分の栄養になります。
少量で十分な栄養を与えるという利点は、食べ過ぎを防ぐことにあり、ワンちゃんに対して一度に大量の消化を必要としません。
逆に言うと、一度に大量に食べさせるという栄養を与える行為は、必要以上に消化を促すという方法で栄養を消化に回すので、若いワンちゃんであれば問題はないんですが、年を取ったワンちゃんの場合、あまり望ましい餌の与え方ではありません。
だから、老犬にバナナを与えるのは、利点においては食べ過ぎを防げるうえで十分なカロリーを一度に少量で与えることが可能で体にあまり負担をかけないで済むという点にあります。

食欲低下の際に少量でカロリー補給ができる

ワンちゃんも食欲が低下することは多々あり、こうした場合少量で十分な栄養もしくはカロリーを摂取できるのが望ましいです。
バナナはそうした少量で栄養を吸収できるという点において利点が高く、少量で十分な栄養とカロリーを吸収できる点にあります。
つまり、消化に無駄にエネルギーを消費しないで済むわけですから、ワンちゃん自体の消化能力が落ちている場合、有効な栄養補給法となるのです。
なお、食欲が戻れば、再度ワンちゃん用のドッグフードを与えて通常のドッグフードから栄養を取得すれば問題はないのであくまでこの方法は、ワンちゃんが何らかの理由で食欲が落ちている場合有効な手段です。
ちなみに、食欲が戻って、あまりワンちゃん用のドッグフードを食べなくなるというケースは、バナナの味になれてしまい、ワンちゃん用のドッグフードに旨味を感じなくなっている可能性もあるのでバナナの与えすぎは考え物になります。

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バナナを与えるメリット3・腸内環境を整える

腸内環境が悪化したときの症状1・便秘や下痢

「腸が疲れる」ということが犬にも起こります。
食べ物を食べ過ぎたり、消化しきれないモノに時間がかかることで腸が疲れてしまいます。
それは、腸内細菌のうち善玉菌が減っている状態です。そのバランスが崩れてしまうと、その影響は腸にダイレクトにあらわれてしまいます。
粘膜がきちんと修復されずに荒れてしまうと、便秘になります。
逆に悪玉菌が悪さをしてしまい便秘になりやすくもあります。
また、便秘ぎみだからと水分ばかり摂取させると、下痢になりやすくもあります。

腸内環境が悪化したときの症状2・アレルギー

アレルギーと腸には密接な関係があります。
腸内環境が悪化するのは、暴飲暴食をしたことなどが主な原因です。
しかし、症状にはアレルギーを発症することもあります。
腸の役割は、細菌やウイルスのような異物から身を守る「免疫」という壁の役割があります。
その腸内環境が弱まっているところに、食べ物や花粉など、体に害のないものが入った場合、免疫システムが敵だとみなしてしまいます。
その敵への攻撃として、くしゃみ、かゆみなどの症状が起こる場合もあります。
腸は体を守るための免疫を司りますが、逆に傷つけてしまうケースもあります。

腸内環境が悪化したときの症状3・免疫力の低下(風邪を引きやすいなど)

腸内環境が悪化すると、免疫細胞も弱まっています。
腸はウイルスなどを抑制させる働きをします。
しかし、腸内環境が弱まっていると、その免疫細胞も弱まってしまいます。
必然的に、免疫力の低下が起こります。
免疫力がない状態では外からのウイルスにも反撃ができません。
ブロックができない状態です。
防護壁をなんなく越えて、風邪のウイルスが侵入しやすくなります。
腸内環境が弱まっているときには、風邪や花粉症を引き起こしやすくなるので注意しましょう。

腸内環境が悪化したときの症状4・おならやうんちが臭くなる

腸内環境が悪化するのは善玉菌の働きが弱まっているからです。
どちらかというと悪玉菌の方が増えている傾向にあります。
悪玉菌というのは悪さをする菌です。
善玉菌が良い働きをするのに対して、悪玉菌は悪いものを腸内にもたらしてしまいます。
なので、そんな時に便秘になっていたとしたら、その便をエサにして増殖、老廃物を腸内で腐敗させます。
腸内に留まった状態で有毒なガスが発生、おならとしてガスが外に出ると臭く感じます。
うんちも同様です。

腸内環境が悪化したときの症状5・口が臭くなる

腸内環境が悪化したときには、善玉菌が活発化しておらず、悪玉菌が活発化した状態です。
悪玉菌は有毒なガスなどを発生させる働きをしています。
老廃物となる便が溜まった状態では、ガスの発生も頻度よく行われます。
ガスというのはおならだけではありません。
腸は胃にもつながっています。
ですので、口から発生する口臭、これもガスです。
犬にとっても口が臭くなる、そうした現象が起こってしまいます。
これは腸が弱まっている証拠でもあります。

バナナを与えるデメリット1・高カロリーのため肥満につながる

バナナのエネルギーは100gあたり93kcalです。
太りやすい食べ物として菓子パン1個も約100gですが、エネルギーはメロンパンなら350kcalほどになります。
そう捉えると低カロリーなイメージです。
しかし、油断は禁物です。
バナナには糖質があります。
糖質は100gあたり21.1gです。
これは、他のフルーツと比べると高めの糖質です。
一般的にフルーツは、糖、果糖が多いので、バナナも糖質制限する場合には摂取すると太りやすくなります。
いくら、エネルギーに変わるでん粉やショ糖が多くとも、体を動かさない場合には脂肪として蓄積されてしまいます。
犬でも散歩が苦手なケースもあります。
動かないのに、甘いバナナを与えるのは控えたほうがよいでしょう。

ダイエット中や去勢後は注意が必要

バナナは非常に栄養価が高い果物の一つであり、エネルギーになるので良いですがダイエット中にバナナを与え過ぎてしまうと、太ってしまうので気を付けなくてはなりません。
去勢した後の犬は太りやすい傾向にあるので、去勢する前と同じような量を与えてしまうと太ってしまう可能性があるので気を付けましょう。
犬と一口に言っても大きさにも差があるので、体重に合わせて適切な量を与えるようにしなければなりません。
バナナは必ず食べさせなくてはならないものではないので、ダイエット中の犬や去勢をした後など太ってしまうことが心配なタイミングでは、わざわざバナナを与える必要もありません。
どうしても欲しがる時には、少量のみ与えるようにしておきましょう。

バナナを与えるデメリット2・食べ過ぎると便秘になる

バナナは糖分が高いので食事として毎日与えるべきではなく、特別な時のおやつとして与えるべきです。
糖分が高いという理由だけではなく、与え過ぎてしまうことで便秘を引き起こしてしまう恐れもあります。
バナナは食物繊維が豊富なので便秘解消に役立つと考えがちですが、バナナに含まれる食物繊維も与え過ぎてしまうとかえって便秘を引き起こす原因になるので気を付けなくてはなりません。
日頃から快便な犬に与える時にも寮には気を付けなくてはなりませんが、普段から便秘気味の犬となれば事態が悪化してしまう可能性も高いので、犬の体調に合わせて与えるか判断するべきです。
バナナを与える時も、少量から様子を見るようにしておきましょう。

バナナを与えるデメリット3・皮は与えない!

バナナにアレルギーがあったり体調不良を起こす犬には、バナナ自体を与えるべきではありませんが、特にバナナを食べても問題はない犬の場合でも皮は与えないようにしておきましょう。
特にバナナの皮に有毒性があるわけではありませんが、本来皮は食べるような部分ではないので皮をわざわざ与える必要はありません。
中身を食べたことがある犬の場合には、皮は美味しくないと感じて食べない場合もありますが、バナナの中身を食べたことがあるからこそ皮にも良い香りがついているので食べられると思ってしまい、ついつい口にしてしまうケースは珍しくありません。
特にまだ幼い犬となれば、好奇心から皮も口にしてしまいがちなので気をつけるようにしましょう。

バナナの皮は消化が悪いため与えない

バナナ自体は消化は悪くはありませんが、バナナの皮となれば話は別です。
バナナの皮は消化にも悪く、最悪の事態の一つとして腸を詰まらせてしまう可能性も秘めています。
犬は人間とは異なりしっかりと咀嚼してから飲み込むのではなく、ほとんど丸呑みになってしまっている犬が大半です。
しっかりと咀嚼したから飲み込むとなれば、詰まらせてしまう恐れはほとんどありませんが、犬のように丸呑みとなってしまうと腸につまらせてしまうリスクがあるので与えないようにしておきましょう。
バナナの皮は消化の良くない部分ということを頭に置いておき、犬には与えないのはもちろんなこと、勝手に食べてしまうことがないように充分気を付けておくことが大切です。

固く窒息の可能性がある

バナナの中身は柔らかく舌で潰して食べることができるほどであり、小さな子供やお年寄り、もちろん犬でも問題なく飲み込むことができます。
しかしバナナの皮となれば中身とは異なりある程度の固さがあるので、犬が飲み込んでしまうと喉でつまらせてしまい窒息する恐れもあります。
最悪の場合窒息死につながってしまうので、バナナの皮は危険な存在と頭に置いておくべきです。
喉に詰まらせてしまった時に近くにいる人がすぐに気がついて対処できれば良いですが、犬がバナナの皮を食べていること自体に気がつくことができていなかったり、適した対処ができなければ最悪犬が命を落としてしまう可能性があります。
バナナの皮には十部気を付けておくようにしましょう。

皮は犬の手が届かない場所に処理しましょう

バナナ自体は問題なくても皮にはあらゆる危険が潜んでいるので、バナナの皮は犬の手が届かない場所で処理する必要があります。
剥き出しで捨てていると犬がバナナの皮を発見してしまい皮で遊び出したり飲み込むでしまう可能性があるので、しっかり隠しておくことが大切です。
ゴミ箱に捨てれば安心と考えがちですが、犬にとってゴミ箱は遊び道具がたくさん入っている場所と認識している可能性もあります。
特に普段からゴミ箱を漁るクセがある犬や、悪戯っ子な犬、やんちゃ盛りな犬の場合には注意が必要です。
予期せぬトラブルやリスクを回避するためにも、バナナを食べ終わった後の皮は犬の手が絶対に届かない場所で処理をすることがポイントとなってきます。

犬にバナナをおいしく食べてもらうコツ/与えてもよいバナナの量は?

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犬にあげても良いバナナの量について

超小型犬の場合/バナナの1/4本量(約30g)

犬のサイズによってバナナの与えてよい量は異なります。
まずは超小型犬の与えてよい量についてお伝えしましょう。
超小型犬の場合あげてよいバナナの量は1/4でおよそ30gとなっています。
超小型犬とは体重が4㎏以下の犬種のことを指します。
犬種としては、ヨークシャーテリア、チワワ、トイプードル、ポメラニアン、マルチーズ、パピヨン、ブリュッセル・グリフォンなどです。
また、超小型犬の場合には消化機能が安定してくる10カ月を過ぎてから食べさせるようにしてください。

小型犬の場合/バナナの1/2~1本(約80~150g)

小型犬の場合には1日あたり、1/2~1本程度のバナナを与えても大丈夫です。
小型犬とは体重が10Kg以下の犬種を指します。
小型犬の主な犬種はミニチュアダックスフンド、パグ、パピヨン、マルチーズ、柴犬、シーズー、ビション・フリーゼ、ジャック・ラッセル・テリア、ミニチュア・シュナウザーなどです。
バナナはカロリーが高く、食物繊維も豊富な食物です。
こちらの犬種も消化機能が安定してくる10カ月を過ぎたあたりからバナナを食べさせるようにしましょう。

中型犬の場合/バナナ2本まで

中型犬の場合に1日に食べてよいバナナの量は2本までです。
中型犬は体重が25㎏以下の犬種のことを指します。
中型犬の主な犬種は、ボーダーコリー、フレンチブルドッグ、ウェルシュコーギー、ブルテリア、ボストンテリア、ビーグル、アメリカンコッカースパニエルなどです。
中型犬では消化機能が安定してくる1歳あたりからバナナを食べさせるようにしましょう。
また、食べていい量は2本ですが、一度にたくさんあげるのは避けましょう。

大型犬の場合/バナナ2~3本まで

大型犬の場合には1日に食べてよいバナナの量は2~3本までとなっています。
大型犬は体重が25㎏以下の犬種のことを指します。
大型犬の犬種は主にラブラドルレトリバー、ゴールデンレトリバー、シベリアンハスキー、ドーベルマン、アイリッシュセッター、グレーハウンド、ボルゾイ、秋田犬、セントバーナードなどです。
大型犬の場合は消化機能が安定してくる1歳半を過ぎてからバナナを与えるようにしましょう。
それまでは積極的にバナナを与えるのは控えるようにしましょう。

はじめてバナナを与えるときは少量からにしましょう

バナナをはじめて与える場合には少量からにしましょう。
他の食材と同様にバナナでもアレルギーを起こす犬がいます。
そのため、バナナをはじめて与える場合には少量のバナナからスタートしてみましょう。
もしもバナナを与えてアレルギーが出た場合には食べた当日から、数日まで嘔吐や下痢の症状がみられます。
そのような症状が出たら与えるのをやめましょう。
また、バナナは栄養素が高いですが、高カロリーで糖分も多く含まれる食品です。
そこで主食としてあげるのではなく、おやつやご褒美として少量あげることがおすすめです。
また、食物繊維が豊富なため、与えすぎると逆に便秘を引き起こしてしまうこともあります。
犬の体調を確認しながらその都度与えるようにしましょう。

定期的に体重の増加を確認しましょう

犬は犬種が小型犬や中型犬であっても個体差があります。
小型犬だから1本くらいバナナを与えても大丈夫だと考えていてももしかしたら、超小型犬くらいの体重しかない場合があります。
犬種にかかわらず、犬に健康管理のためにも定期的に体重の増加を確認する必要があります。
また、バナナは高カロリーな食物です。
健康にいいと思って毎日与えていたら、犬が太ってしまったなんてこともあります。
犬にとっては少しの体重の増加でも健康を害ずる恐れがあります。
常に体重を管理してバナナを与える量も管理しましょう。
バナナを与えていたら急激な体重の増減があった場合には動物病院を受診してバナナを与える量を確認したり、病気やアレルギーが出ていないか確認してください。

フードの代わりに与えるのはやめましょう

ドックフードの代わりにバナナを与える事はやめましょう。
人間は朝ごはんをバナナ1本に置き換えることもありますが、犬にとってはその行為はやめた方がよいでしょう。
なぜなら、ドックフードには犬に必要な栄養素がきちんと配合されていますが、バナナのみでは糖分が多く、栄養素が偏ってしまいます。
食物繊維が多いため、便秘になってしまう犬もいます。
また腹持ちも悪いため犬はバナナだとお腹が空いておやつやドックフードたくさん欲しがってしまうようになります。
バナナは犬の主食として与えるのではなく、あくまでもおやつやご褒美、ドックフードのトッピングとして与えるようにしましょう。
体重が増えてしまった犬に人間のようにダイエットのためにバナナのみを与えるのもよくありません。

普段のフードのトッピングとして与える

バナナは抗酸化成分や、ビタミンE、ポリフェノール、ビタミンB群、必須アミノ酸などが含まれていて普段与えているドックフードのトッピングとして与えると栄養素を補うことができます。
また普段のドックフードに犬が飽きてしまった場合にもご褒美ごはんとしてバナナをトッピングすると犬もとても喜びたくさん食べてくれます。
バナナは他の野菜などに比べて煮たり、焼いたりする必要がないため飼い主も簡単にトッピングできる食材だといえます。
与える際はばななもドックフードくらいの大きさに細かく切るか、フォークなどですりつぶして与えるようにしましょう。
大きいまま与えると喉に詰まって窒息する恐れがあります。
トッピングする際にはカロリーが多くなるため、普段あげているドックフードの量を減らしてカロリーを調整してあげましょう。

ヨーグルトのトッピングとして与える

犬にバナナを与える際にはヨーグルトのトッピングとして与えても良いでしょう。
ヨーグルトには腸内環境を整える乳酸菌やビフィズス菌が含まれています。
少量であれば毎日あげても構わない食材です。
犬に牛乳を与えると下痢をしやすくなりますが、ヨーグルトには下痢の原因になる乳糖が少ないため、犬も下痢になりにくいです。
犬に与える場合には加糖のものでなく、無糖のものを与えるようにしましょう。
犬にヨーグルトを与える際にバナナをトッピングするとヨーグルトとバナナに含まれる不溶性食物繊維やフラクトオリゴ糖で、犬の腸内では乳酸菌やビフィズス菌が増えて悪玉菌が減ることが報告されています。
犬の腸内環境がバナナと一緒に食べる事でさらに良くなります。
バナナは甘味もあるため、一緒に与えることで犬にとってもヨーグルトが食べやすくなります。

犬にバナナを食べさせて大丈夫?のまとめ

バナナはビタミンやミネラルも豊富にあり、犬の健康にも良い栄養素がたくさん含まれています。
健康状態に問題がなくフルーツアレルギーもない犬には適量なら与えても問題はなく、食欲不振なタイミングなどには一時的なエネルギー補給として役立つことは確かです。
しかし中にはフルーツアレルギーを持っていたり、糖尿病などの病がありバナナを与えることによって健康状態に悪影響を及ぼしてしまう可能性もあるので気を付けなくてはなりません。
病気を持っている場合には、バナナを与えても問題はないか獣医師に確認するようにしましょう。
肥満の犬やダイエット中の犬も、バナナは糖分が多くカロリーも高いので与えるべきではありません。
もちろん体重や犬種に合わせて、最適な量を与えることがポイントです。

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