犬のしつけはいつからする?子犬にしつける順番や時期は?待て・おすわり・お手など

子犬のしつけをはじめる時期について

犬 しつけ いつから

子犬のしつけは生後2~3カ月からはじめるのが最適

子犬のしつけは、いつ頃の時期から始めたらよいのか知りたい人が増えています。
生後2、3か月頃は社会化期なので、まだ脳が未発達なのでしつけの意味が良く分かっていません。
これぐらいの時期から、基本的なしつけを始めるのがお勧めです。
まずは子犬に自分の名前を覚えさせる必要があるので、犬と目を合わせて優しく声掛けをしてあげると良いでしょう。
何度か繰り返すことで、自分の名前を覚えるようになります。
子犬の時期は愛情を注いであげることが大事なので、体を撫でてあげるなどのスキンシップを取りましょう。
子犬を寝かせる時はペットゲージを使用するので、ハウスなどを覚えさせると良いでしょう。
犬のしつけは3分から5分ぐらいの短時間がお勧めです。
生後2、3か月の時期はトイレは粗相をすることがありますが、根気よく教えてあげると良いでしょう。

犬の社会化とは

子犬は成犬に比べると、恐怖心や不安感を感じることが多く、初めて見る動物、犬、人、場所、音などを怖がる傾向があります。
生後2、3か月ぐらいの時期に、社会性を身に付けさせることで問題行動や他の犬とのトラブルなどを避けることができます。
生後2、3か月ぐらいの時期は、しつけをきちんとしておかないと無駄吠えや噛み癖、他の犬との喧嘩などの問題行動を起こしやすいです。
日本は地震や台風、大雨などの自然災害が多いので、災害時ではボランティアや近隣の人などに犬の世話をしてもらわないといけないことがあります。
日頃から家族以外の人に慣れさせたり、ハウス、トイレなどの基本的なしつけをしておくと、長時間留守にする時、災害時などにお世話をしてもらえるので安心です。

生後4か月以降の子犬を迎える場合のしつけについて

小型犬は生後4~6か月ころに反抗期を迎える

犬は人間と同様に成長の過程で、ほとんどの犬に反抗期が訪れます
チワワやトイプードル、ポメラニアンなどの小型犬は、多少の個体差はありますが、生後4か月から6か月ぐらいに反抗期を迎えることが多いです。
トイレを覚えていたのに粗相をしたり、飼い主に吠える、噛むなどの問題行動が見られますが、もっとかまってほしい、可愛がってほしいなどの欲求が隠れていることが原因になっています。
小型犬が反抗期を迎えた時は、怒ったり、どなってしまうと逆効果になるので、問題行動を起こした時は優しくたしなめるようにしましょう。
おやつや食べ物が欲しいなどの要求をする時は、すぐにあげてしまうのは良くないです。
犬が無理な要求をする時は、なるべく無視するようにしましょう。

大型犬は生後9~12ヵ月ころに反抗期を迎える

大型犬は小型犬に比べると、脳や体の成長が遅い傾向があるので、小型犬よりも反抗期がくるのが遅い傾向があります。
大型犬の反抗期は生後9か月から12か月頃に訪れることが多く、体が40㎏以上ある場合は他の犬との喧嘩、無駄吠え、噛み癖などで悩んでいる人が少なくありません。
大型犬が反抗期を迎えてしまったら、小型犬よりも対応が大変なので、犬のしつけ教室を行っている動物病院の獣医師、トレーナーなどに相談をすると良いでしょう。
ある程度お金がかかりますが、基本的なしつけの指導をしてくれます。
排泄物の粗相をする時は、根気よく教えるようにして叱ったり、どなるのは避けたほうが良いでしょう。
犬が無理な要求をしても、すぐに答えたりはせずに、平常通り接したり、無視をするなどの対応をしましょう。

反抗期は12ヵ月以降は落ち着くことが多いためムリせずにしつけを続ける

犬は人間の子供と同様に、体や脳の成長段階で反抗期が訪れることが多いです。
小型犬の場合は生後4か月から6か月頃、大型犬の場合は体の成長が遅いので生後9か月から12か月ぐらいに問題行動を起こすことがあります。
大きな声で叱ったり、どなったりしても逆効果なので、普段と変わらないように、平常心を持って愛犬と接するのがお勧めです。
無駄吠えをしたり、噛み癖、散歩中の他の犬への威嚇、おやつや食べ物を要求するなどが見られます。
かまってほしい、愛情をかけてほしいという欲求の現れですが、犬の要求をすぐに満たしてあげるのは良いことではありません。
生後12か月ぐらいになると、反抗期が落ち着いてくるので根気よく接することが大事です。
動物病院の獣医師やペットトレーナーに相談すると良いでしょう。

【家にきたらすぐにはじめよう】子犬を迎えてすぐに取り組みたいしつけ/しつけの順番

犬 しつけ いつから

子犬のしつけの順番1・自分の名前を覚えさせよう

ペットショップやブリーダー、知人、友人から、生後2、3か月の子犬を迎えいれたら、社会化期のこの時期に基本的なしつけをしておくことが大事です。
子犬は成犬とは違って、まだ脳が未発達なので根気よく教える必要がありますが、まずは自分の名前を覚えさせる必要があります。
自分の名前を覚えさせるのは、大変重要なしつけになっており、その後にコミュニケーションを取りやすくするなどのメリットが多いです。
子犬に優しく名前を呼んであげたり、名前を呼びながら褒めてあげる、おやつやフードなどを与えるなどの工夫をすると良いでしょう。
名前を呼ぶと犬が反応したら、ご褒美を与えたり、愛情をかけてあげることで名前に良い印象を持つので覚えてくれます。
名前を呼びながら、叱るのは避けましょう。

家族全員で統一した名前で呼ぼう

生後2、3か月の子犬は、まだ脳が未発達なのでこの時期からしつけをするのがポイントです。
自分の名前を覚えさせることで、お世話をしやすくなるなどのメリットがあります。
犬に名前を覚えさせる上で注意をしたいのは、家族全員が同じ呼び方で統一をしておくことが大事です。
名前を付けていても、家族の誰かがニックネーム、愛称などで呼んでしまうと、犬が混乱してしまい自分の名前がわからなくなってしまいます。
犬が自分の名前を憶えてからは、愛称やニックネームなどで呼んでも混乱しませんが、名前を覚えるまでは違う呼び方をしないことが大事です。
自分の名前を覚えることで、基本的なしつけがスムーズになり、社会性を身に付けることができます。
社会性を身に付けることで、動物病院やペットホテルに連れていった時でも、他の人のお世話の負担を減らせます。

名前を呼んで反応したら(近寄ってくる・振り向くなど)褒めてあげましょう

犬に自分の名前を覚えさせることで、他のしつけがしやすくなります。
ペットを飼育しているとトイレ、ブラッシング、お風呂、食事などのお世話をしなければなりません。
自分の名前を覚えることで、コミュニケーションが取りやすくなり、動物病院やペット美容、ペットホテルに行った時も他の人がお世話をしやすくなります。
犬の名前を呼んで振り向いたり、こちらに近寄ってきた時は、愛犬を撫でてあげたり、褒めてあげることで自分の名前に良い印象を持つことが多いです。
子犬はおもちゃが大好きですが、遊びに夢中になってしまうので、おやつやドッグフードなどでご褒美を与ええたほうが良いです。
名前を呼んで振り返ったり、近づいてきた時は少量のおやつ、フードなどを与えてあげると良いでしょう。

悪さをしたとき(粗相など)に名前を呼んで叱るのはやめましょう

生後2、3か月の子犬は、好奇心が強く遊びたい時期なので、きちんとしつけをしておかないと、無駄吠えや噛み癖、粗相などで悩んでしまうことがあります。
生後2、3か月は社会性を身に付けるための大切な時期なので、まずは自分の名前を覚えさせることが大事です。
名前を呼ぶ時は褒めてあげる、優しく抱きしめてあげる、撫でてあげるなどで犬を喜ばせてあげることで自分の名前を覚えてくれます。
いたずらをした時、トイレを失敗して粗相をした時は、名前を呼びながら怒ったり、どなったりすると恐怖心や不安感が強くなることが多いです。
叱ったり、どなりながら名前を呼んでしまうと、名前に良い印象を持たなくなります。
頻繁に叱ってしまうと反抗期が長引くことがあるので注意が必要です。

子犬のしつけの順番2・トイレを覚えさせよう

生後2、3か月の子犬を迎えいれた時は、名前を覚えさせる、トイレを覚えさせるなどの基本的なしつけが必要です。
犬はきれい好きな動物なので、トイレを清潔に保ってあげることで覚えやすくなります。
子犬は新しい環境では不安や緊張を感じているので、ペットゲージを用意しておき、専用のトイレにペットシーツを敷いておくと良いでしょう。
ペットゲージは真ん中で仕切りを付けますが、最初は両方の場所で子犬は排泄をしますが、2週間ぐらいを過ぎると片方だけで排泄をするようになります。
子犬は排便、排尿がしたくなるとそわそわしたり、しゃがむなどの姿勢を取るので、そのタイミングにペットシーツを敷いたトイレに入れてあげると覚えやすいです。
排泄物はすぐに取り除いて、清潔を保つようにしましょう。

ゲージの中にトイレを準備しておきましょう

犬は元々は穴の中で生息していたので、広い場所よりも狭い場所のほうが落ち着くことが多いです。
子犬を迎えいれた時は、まだ新しい環境に慣れていないので緊張や不安感が強いため、遊びたい気持ちはあってもまずはゲージに入れてあげると良いでしょう。
ゲージに入れてあげることで、不安や緊張を感じやすい子犬も落ち着いて寝ることができます。
子犬にトイレを教える必要があるので、ゲージの中に専用トイレを入れておき、ペットシーツを敷いてあげると良いでしょう。
最初はトイレと寝る場所の区別がつかないので、両方で排泄をしますが、基本的にはきれい好きなので、寝る場所には排泄をしなくなります。
2週間ぐらいを過ぎるとペットシーツの上で、排泄が出来るようになることが多いです。

子犬のトイレのタイミングをつかみましょう(寝起き・遊んだあと・食後など)

子犬を迎えた時は、基本的なしつけを行う必要がありますが、その中でも重要なのはトイレを覚えさせることです。
子犬には個体差があるので、すぐに覚える子もありますが、何度も失敗を繰り返してから覚える子などがあります。
粗相をしても叱ったり、どなったりはせず、根気よく教えることが大事です。
子犬は寝起きの時、遊んだ後、食事の後などに排泄をするので、このタイミングにトイレに連れていくことで覚えやすくなります。
子犬は長時間の睡眠を取るので寝起きは、排泄をしたがることが多いので、ペットシーツの上に乗せてあげると良いでしょう。
うまく排泄が出来た時は、名前を呼んで褒めてあげたり、おやつなどのご褒美を上げるのがポイントです。
食事の後などは、トイレに行きたがることが多いです。

トイレで成功したらたくさん褒めてあげましょう

子犬にトイレのしつけをすることで、ペットホテルや動物病院に行った時、災害時などでボランティア、近隣の人にお世話をしてもらいやすくなります。
生後2、3か月からトイレのしつけをすることで、社会性を身に付けることができるので、きちんと教えておきましょう。
子犬は寝起き、食事の後、遊んだ後などに排泄をしたがることが多いので、そわそわしたり、しゃがむ姿勢を取った時はトイレに連れていくと、ペットシーツの上に排泄をします。
排泄が出来たら、名前を呼んで褒めてあげる、頭を撫でてあげるなどの犬が喜ぶことをしてあげることでトイレを早く覚えてくれます。
子犬には個体差があるので、粗相をしてしまっても叱ったり、どなったりするのは避けましょう。
優しく声掛けをしたり、根気よく教えてあげることが大事です。

トイレを失敗しても叱らずにすぐに片づけましょう

犬は基本的には、きれい好きなので寝床の周囲には排泄をしない傾向があります。
寝起きや遊んだ後、食後などの排泄をしたがる、タイミングにペットシーツの上に連れていくことでトイレを覚えやすくなります。
子犬には個体差があるので、すぐにトイレを覚えてくれる子と何度も失敗してから、やっと覚えてくれる子がいて当然です。
トイレ以外の場所に排泄をして粗相をした時は、名前を呼んで叱ったり、どなったりするのは避けることが大事です。
排泄物は臭いが強いので、そのままにせずすぐに片づけるようにしましょう。
トイレの覚えが良くない時は、動物病院の獣医師、ドッグトレーナーに指導を受けることで問題行動を改善しやすいです。
あせらずに根気よく、子犬に指導をしてあげることが大事です。

子犬のしつけの順番3・アイコンタクトを覚えさせよう

子犬の時期には、アイコンタクトというしつけを行う必要があります。
アイコンタクトはただ、目を見つめるという意味ではなく、ご主人の飼い主さんと主従関係を作るために欠かすことが出来ません。
飼い主さんがアイコンタクトを教えることで、犬は忠実な性格になり、飼育がしやすくなったり、危険な状況から回避させることができます。
犬の名前を優しく読んであげてから、犬と目を合わせることで飼い主さんとアイコンタクトができます。
ただ目を合わせるだけでなく、注目させることが重要です。
根気よく指導をすることで、アイコンタクトが出来るようになり、動物病院やペットホテルなどでも他の人が扱いやすくなります。
基本的なしつけのひとつなので、根気よく指導をしてあげましょう。

自分の名前を覚えたあとにはじましょう

生後2、3か月の子犬には、社会性を身に付けるために基本的なしつけを行うことが大事です。
まずは自分の名前を覚えさせることで、コミュニケーションが取りやすくなり、トイレや食事、お風呂などのお世話がしやすくなります。
子犬は脳が未発達なので、家族が違う名前で呼んでしまうと混乱してしまうので、名前を統一して呼ぶことが大事です。
犬が自分の名前を覚えたら、アイコンタクトやトイレなどの基本的なしつけを行う必要があります。
アイコンタクトは目を合わせるだけでなく、飼い主さんに注目させることで、主従関係を良好に保つことができるので大変重要です。
犬は基本的には、きれい好きな動物なので、寝床には排泄をしたがらない傾向があります。
うまく排泄ができたら、名前を呼んで褒めてあげる、少量のおやつなどでご褒美を与えてあげると良いでしょう。

【アイコンタクトができたらはじめよう】子犬のしつけの順番

犬 しつけ いつから

子犬のしつけの順番4・体に触られることに慣れさせよう

子犬はまだ社会性が身についていません
母犬から早く引き離されてしまった子犬は犬との社会性も身についていないため飼い主がすべてしつけとして教えてあげる必要があります。
子犬は小さい時から動物病院でワクチンを接種したり、健康診断をしたり人間に触られる機会が多くあります。
また、爪切りや耳掃除、手足を拭いてあげるなどのケアで体を触られることが多く発生します。
そこで、子犬のうちからしつけの一環として、体に触れられることに慣れさせる必要があります。
はじめは嫌がる子犬が多いと思うので、短時間で胴体をタッチしたり、軽く触るという行動を繰り返しましょう。
子犬が慣れてきたら少しずつ触る時間を長くしたり、口や耳などケアが必要になる部分も触って慣れさせていきましょう。
この時に嫌がることをしてしまうと人に触られることが嫌なこととインプットされてしまうので避けましょう。

はみがき・ブラッシングなどの健康管理や診察の際にボディコントロールが必要

犬にとっても健康管理は大切です。
特にはみがきやブラッシングなどは定期的なケアが必要となってきます。
犬の中には胴体を触られるのは慣れているけど、顔やお尻を触られるのには慣れていないので嫌がってしまうという子もいますが、それは小さいうちからそれらの場所を触ってこなかったためです。
そこで、少しずつ遊びの感覚でそれらケアが必要となってくる箇所も飼い主が積極的に触るようにしましょう。
このとき、触られたら楽しいことがあると認識させるとさらに触られることが楽しいとインプットされるためその後ずっと触られても嫌がらない犬になります。
触った後にすごく大げさにほめてあげたり、お菓子をあげたりしてもいいでしょう。
人に触られるのが嫌という印象を変えて楽しいとインプットさせましょう。

犬が触られるのを嫌がる場所/触られると喜ぶ場所から徐々に慣らしていきましょう

犬には触られて嫌な部分と触られてうれしい部分があります。
まずは触られて喜ぶ場所から徐々に鳴らしてあげましょう。
個体差はありますが、犬が撫でられて喜ぶ箇所は犬は耳の後ろや、 首周り、背中のあたり、身体の横の部分、顎の下の部分となっています。
これらを毛並みに沿って優しくなでてあげましょう。
子犬も子供と同じで突然近寄ってきてわしゃわしゃと勢いよく撫でられるとびっくりしてしまいます。
犬も子供をなでるように高い位置からではなく、しゃがむなどして犬の目線に合わせてゆっくりとやさしくなでるように触りましょう。
これら触られてうれしい場所で慣れてきたら、嫌がる場所もしつけとして触るように心がけてください。
犬の嫌がる部分は、足先、お腹の部分、しっぽ、目の周り、 口周りや口の中、耳の中となっています。
急所と呼ばれる個所は飼い主にも触られたくない部分です。
しかし、これらの部分を触られるように訓練しておかないと健康診断やケアができなくなるため、少しずつ触られることに鳴らしてあげましょう。

子犬のしつけの順番5・ブラッシング

犬のしつけでブラッシングしてあげることも大切です。
ブラッシングができずに、ずっと毛を放置してしまっている犬は換毛期に抜けきれなかった毛が原因で皮膚炎になってしまったり、体温調整ができなくて体調不良になってしまうこともあるからです。
そこで子犬時代からブラッシングに慣れさせてあげることが大切となります。
しかし、犬の社会ではブラッシングするという行為はないため、ブラシを使って人間に毛を抜かれるとおびえて、逃げてしまう子もいます。
子犬の時からフラッシングは怖くないとしつけをしてあげる必要があります。
ブラッシングに慣れていけば、体を触ることと同様に楽しいこととしてインプットされて、ブラッシングしてもらうことが飼い主とのコミュニケーションとなって楽しい気持ちになってくれます。

最初は手で撫でることからはじめる

まずは手でブラシを使うのではなく手で優しくなでてあげることからスタートしましょう。
犬にも触られてほしくない箇所や触られるとうれしい箇所があります。
まずは触られてうれしい箇所を毛並みに沿って優しくなでてあげましょう。
優しくなでられることが嫌がらなかったら急所と呼ばれるような犬があまり触れられたくない部分も触ってみます。
この時に触って嫌がらなかったらブラシを利用する次のステップに進みましょう。
しかし、嫌がるそぶりをした場合にはまず手でなでることを慣れさせる必要があるため、無理に次のステップに進むのはやめましょう。
次に少しずつブラッシングの練習をしていきましょう。
ブラッシングは専用のブラシを使用しましょう。
専用のブラシを利用すると犬によっては痛いと感じる場合もあるため、少しづつ根気よく慣らしてあげることが大切です。

健康な被毛を保つためにブラッシングは必須

健康的な被毛を保つためにはブラッシングはとても大切です。
基本的には毎日行うことが理想的と言われています。
ブラッシングが長くなると嫌がる犬も多いため、完璧に全身をしなくても大丈夫です。
5分から10分毎日ブラッシングしてあげて、犬が嫌がるそぶりを見せたり、飽きてきたと感じたらすぐにやめてあげましょう。
ブラッシングができなかった箇所についてはまた翌日に行えばよいでしょう。
毛の長い犬にとってはブラッシングで毛の絡まりをすぐにほどいてあげることが重要です。
絡まったまま放置してしまうとそのまま皮脂などで固まってしまい、シャンプーなどしてもほどけなくなってしまうこともあります。
また、ブラッシングすることで、散歩中についてしまったほこりや汚れなども一緒にとることができ、毛を清潔に保つことができます。
ブラッシング中に犬の体を毎日触ることで犬の健康状態も把握できます。

子犬のしつけの順番6・歯磨き

子犬のしつけには歯磨きも重要です。
歯磨きをしたことがない犬もいるかもしれませんが、犬も人間同様に歯周病などの歯の病気にかかります。
また、成犬になってから歯磨きをしてあげようとしてもなかなかできないこともあります。
人間の子供と同様に子犬にも歯磨きの習慣を身につけさせてあげることが健康につながります。
子犬の場合は2か月くらいから歯磨きのしつけをしてあげましょう。
歯ブラシを利用してしっかり磨くのが理想ですが、まずは口を触られて嫌ではないと認識させてあげることが大切です。
歯磨きをすると楽しいことがある、ご褒美がもらえると認識させていきましょう。
歯のケアをしていない2歳以上の犬の大半は歯周病になっているといわれています。
定期的な動物病院の受診や、歯磨き、歯のケアで犬の健康寿命を延ばして楽しく生活させてあげましょう。

歯周病や虫歯の予防のために歯磨きは必須

犬も人間同様に歯周病や虫歯になります。
犬の歯周病は3歳以上の8割の犬がなっていると言われています。
歯周病は歯垢の中の菌が原因とされており、口腔内だけでなく、内臓にも悪影響を及ぼします。
歯垢の中の菌は歯周病だけでなく、歯肉炎をおこしたり、口臭の引き起こします。
歯周病にかかってしまい、病院で手術しなくてはいけなくなった場合には10万円ほどの費用がかかることもあり、そうならないためにも予防が大切です。
予防は人間同様に歯磨きが大切となってきます。
できるだけ、歯ブラシで毎日磨いてあげると予防につながりますが、忙しくてそこまでケアしてあげられなかったり、犬が嫌がることもあるため、歯ブラシが難しい場合には、ガーゼや歯磨きシートで拭いてあげたり、マウススプレーでケアしてあげてもいいでしょう。
歯磨きガムを活用することもできます。

口元を触られるのに慣れることからはじめる/徐々に指やブラシで磨く

歯磨きのしつけはまずは口元に触られるのに慣れることから始めましょう。
口のまわりや顔を触られるのを嫌がる犬も多いため、まずは口の周りを触られても大丈夫になるように訓練しましょう。
口元を触られても嫌がらなくなったら、次は歯磨きペーストやデンタルジェルを使って歯を触るようにしましょう。
歯を触られるとおいしい歯磨きペーストを舐められるという感覚を覚えさせて歯磨きが楽しいことというようにインプットさせていきましょう。
唇をめくって歯を触ったり、軽くガーゼで拭いても抵抗がないくらいまで、数日から数週間この方法を続けましょう。
その後、慣れてきたら、犬用の歯ブラシと歯磨き粉を使って数本歯を磨いてあげます。
最初は慣れていないため、無理をさせずに何本か磨いてあげて、終了していきましょう。
おとなしく歯磨きさせてくれたらおやつなどをあげてご褒美をあげます。
大切なことは犬が歯磨きが楽しいとインプットすることです。
ここで無理をさせずに楽しく行いましょう。

子犬のしつけの順番7・ハウストレーニング

ハウストレーニングは大切なしつけのひとつです。
ハウストレーニングができる犬は一人でもお留守番ができたり、安心できる場所を確保できることになります。
どうしても長期出張などで、知人に預けたり、ペットホテルに預けなくてはいけないときでも、きちんとハウストレーニングができている犬はストレスを感じにくくなっています
近年では、家の中で飼うことが多くなり、人居住のスペースと犬の居住スペースをきちんと区切ることも大切なこととなっているため、ハウストレーニングをしてお互いが心地のいい空間にすることが大切です。
また、災害時にもハウストレーニングの重要性が再認識されました。
ハウストレーニングをしっかりしつけて犬がひとりのときにも安心できる空間を作ってあげましょう。

ハウストレーニングの方法について

ハウストレーニングはクレートやゲージを利用します。
公共交通機関を利用する機会が多い場合にはクレートのトレーニングを先に行った方がよいでしょう。
まず部屋の中にクレートを置いて置き、扉を開けておきます。
好きなタイミングでいつでもクレート内に入れるようにしておきましょう。
中におやつを入れてクレート内に誘導するのもいいでしょう。
そして、少しでもクレートの中にいる時間を長くします。
クレートの中でも楽しく過ごせることを認識させてあげます。
この時に無理やり飼い主が中にいれたり、閉じ込めてしまうと犬のトラウマになってなかなか入ってくれなくなるため気をつけましょう。
犬が中に入るのを嫌がらなくなったらそっと扉を閉めたり、開けたりしてみましょう。
その行為になれてきたら完全に扉を閉めます。
短時間で扉を開けてあげて閉ざされた空間でも嫌な気持ちになっていないことを確認しましょう。

子犬のしつけで注意したいこと/しつけのポイントについて

犬 しつけ いつから

ポイント1・しっかり信頼関係を深めるようにする

犬との信頼関係を深めたいなら、まずは犬に心から安心してもらう必要があります。
安心感とは飼い主との関わりを通して生まれます。
ただ言葉で可愛がるだけではなく、
1犬の為に体調に合った食事を用意しましょう
2年齢に合った運動で体重を管理しましょう
3病気になっていないかいつもと違う部分を意識しましょう
犬が生きるために必要なお世話を愛情を持って行っていれば、犬は「自分は飼い主から愛されている」という自信をもちます。
毎日気持ちを込めたお世話をし続けるうちに、犬は飼い主が大好きになります。
犬は大きな音や高い音を出したり、予測できない動きをする人間が好きではありません。
犬は人間よりも嗅覚と聴覚に優れ、空気の振動に敏感だからです。
なるべく犬の前ではゆっくり動いたり、優しい声で話しかけるように心がける事で、犬との信頼関係は深まるでしょう。

名前を呼ぶ・なでる・褒めるなど普段から信頼関係を深めましょう

犬は飼い主に名前を呼ばれることを喜ぶ動物です。
名前を呼んだ時に飼い主と目が合うことをアイコンタクトと言います。
名前を呼んで犬がこちらに駆け寄ってきた時にはたくさん褒めてあげましょう。
褒める時ほど意識して名前を呼んであげると、その名前は犬にとって嬉しい言葉になります。
反対に、いたずらをしている時だけ名前を呼んで叱っていると、名前を呼ぶだけで犬は逃げてしまうようになるでしょう。
家族で犬の名前が統一されていなかったりするのは良くありません。
犬にとってどれが自分の名前かわからなくなってしまう原因です。
連想ゲームのようにあだ名が増えていくのも、犬を混乱させてしまうので、最初から呼びやすい名前をつけてあげましょう。

できなくても焦らずに愛情を持って接しましょう

子犬の頃、多くの飼い主が最初に覚えてほしいのはトイレトレーニングですよね。
家の中をおしっこだらけにされるのは大変なので、なるべく早く教えたい行動です。
犬は生後三週間から三ヶ月半までを社会期と呼び、色々な経験を通して順応していく傾向があると言われています。
子犬のうちにトイレの仕方を覚えさせたり、社会の中でうまく生きていく為にしつけるのは、飼い主の務めでもあります。
しかし、トイレトレーニングの成功は犬によって個体差があります。
トイレ以外にも、無駄吠えや噛み癖と言った問題行動はあります。
先住犬の時にうまくいったやり方が今回もうまくいくとも限りません。
犬のトレーニング本に書いている方法は100%正解ではありません。
最初から結果を求めすぎる飼い主は、犬にとってストレスです。
犬には一匹一匹個性があります。
どうせこの子は出来ないと諦めるのではなく、いずれ出来るようになると、まずは飼い主が信じてあげましょう。
小さな成功体験を踏んでいく内に、自信がついて必ず出来るようになります。

ポイント2・激しく怒らない(怒鳴る・叩くなど)

うまく出来ないからといって、怒鳴ったり、叩いて言うことを聞かせるのはよくありません。
軽く叩いたつもりでも叩きどころが悪ければ怪我をします。
取り返しのつかないことになったら後悔してもかえっては来ません。
そもそも、悪いことをしたから叩くという理屈が犬にはわからないでしょう。
大好きな飼い主から急に暴力を振るわれることがひんぱんに続けば、犬は飼い主を心から信用できなくなってしまいます。
飼い主が怒っていることとは別の行動と結びつけて、これまで出来ていたはずのしつけもうまくいかなくなったり、自信がなくなり無気力になってしまいます。
また、怒った時は噛み付いてもいいと覚えてしまうことにもなります。
かっとなった怒りをそのままぶつけるのは絶対にやめましょう。

失敗したら別の方法を探してみる

多くの失敗には何かしら原因があります。
例えば、トイレの置き場所が多くの人が通る廊下だったりすると集中できません。
その場合は部屋の隅に設置してあげるだけでリラックスしてうまくいくケースもあります。
トイレのサイズが合っていなかったり、寝床と近すぎる場合も環境要因での失敗です。
トイレは毎日掃除したり、ゲージとゲージの外で二箇所用意したり、犬の綺麗好きな習性を活かしたトレーニングも効果があります。
片付けて匂いを完全に消臭しておけば、同じ場所での失敗も防げます。
失敗する度に派手に怒っていると、犬は怒られる事に慣れてしまいます。
「ここでおしっこすれば飼い主が構ってくれる」と、学習するケースもあります。
なので、何度教えてもうまくいかない場合は一つのやり方にこだわらず、別の方法も探してみましょう。

ポイント3・指示は統一する

飼い主に犬が構って欲しくて飛びついた時に、優しく抱きしめて撫でる日もあれば、ろくに構わずあしらって終わることもある、というのはあまり良い事ではありません。
例えば、機嫌がいい時はベッドで一緒に寝るのはOKなのに、機嫌が悪い時はベッドか追い払うなんてことをしていると、犬には正解がわからないので混乱します。
飼い主の気分で振り回される事に、犬は強いストレスを感じるのです。
犬に対する指示はなるべく統一しましょう。
飼い主が率先して飼い犬へルールを決めた接し方を心がけていると、しつけも通りやすくなります。
言うことが日によって違う人は人間同士でも戸惑います。
褒めたり叱ったりする基準は家族でも統一しておきましょう。

言葉がけは統一した言葉で行う

犬への指示は聞き取れるように短く同じ言い方で伝えるのが基本です。
「おいで」と言ったり「come」と言ったり、同じ指示を違う言い方で伝えていると、犬にとって同じ意味だと覚えるのが難しい為、混乱します。
指示には声で伝える方法と、ジェスチャーで伝える方法と二種類あります。
声で伝える時は、同じ言葉で統一し、イントネーションや声のトーンも、毎回同じになるように意識しましょう。
ジェスチャーで伝えるやり方は、犬とのアイコンタクトが重要なので、声よりも根気強く教えなくてはなりません。
また、ある特定の言葉を聞いて逃げるようになっている場合、それを嫌なことをされる言葉だと覚えてしまった可能性が高いです。
その時は、犬が嫌がる言葉を使い続けずに、違う言葉に変えてしまうのも手でしょう。

ポイント4・ドッグトレーナーや獣医に相談する

犬のしつけは複雑で、誰でも最初はうまくいかないものです。
どうしてもうまくいかない時は、ドッグトレーナーに相談してみる方法もあります。
たくさんの犬をみてきたプロだからこそ、今まで気づかなかった犬の性格や対処法が分かるかもしれません。
ドッグトレーナーを選ぶ時は、人間同士のコミュニケーション能力も高い人を選んだ方がいいです。
大事な犬を預けるのに、どうしてそういう方法で躾ける必要があるのかを言葉で説明できない相手だと、長期的に信頼ができなくなるからです。
あとは、かかりつけの獣医に相談したのがきっかけで、思わぬ病気がわかる場合もあります。
一人で抱え込まずにいろんな人に話すメリットは、飼い主自身の気持ちも楽になる事です。
飼い主の焦りがしつけを失敗する原因になっている場合も多いので、うまくいかない時は素直に周りの手を借りましょう。

ポイント5・食べムラがある時はフードを工夫する

子犬の時期に、食べムラがある状態を軽く見てしまうのは良くありません。
ちゃんと食べる習慣をつけないと低血糖になってしまったりするからです。
病気でもないのにあまり食べない場合は食事の工夫が大切です。
まずは、購入したペットショップや譲り受けた相手に食べムラがあることを相談して、同じフードを用意してみましょう。
同じ味なら安心して食べるようになるる場合もあります。
転がすとフードが出てくるような玩具で遊びながら食べることを教える方法もあります。
どちらにせよ、ドッグフードを食べないからと言って、人間の食事やお菓子をあげるのは犬にとって良くありません。
子犬の頃の食生活は、成犬になってから響くようになります。
犬用の食事を残して人間の食事をねだっても良いんだと思わせないように、一貫した対応を心がけましょう。

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ドライフードをふやかす、ウェットフードを混ぜるなど

消化器官がまだ未熟な子犬の食欲が進まない場合、ドライフードをふやかしてあげる方法もあります。
ふやかすと咀嚼の負担が減り食べやすくなるだけでなく、消化吸収がよくなります。
また、硬いままのフードと比べると、香りが強くなるので普段よりも食欲がそそられます。
水を飲むのも下手な犬の場合、ドライフードに水が混ざっているので、食べるだけで水分も摂取できます。
ドライフードにウェットフードを混ぜるやり方もあります。
その場合、しっかり混ぜ合わせておくのがポイントです。
上にウェットフードだけ置いてしまうと、ドライフードだけ残されてしまうからです。
水分量の多いフードは、虫歯になりやすいと言われています。
歯が生えてくる頃までに、少しずつ硬い餌でも食べられるように慣らしておきましょう。

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お肉の含有量が多いドッグフードに変えてみる

犬にはそれぞれ食事の好みがあります。
食事の食いつきが悪い場合、犬の食事の好みからずれてしまっているかもしれません。
犬は動物性タンパク質を含む食材への食い付きがいいと言われています。
なので、原材料を見て、肉の含有量が多いドックフードを試してみても良いでしょう。
安価なドッグフードほど、質のよくない油脂や味付け、たくさんの添加物を使っている傾向があります。
また、ドッグフードは年齢、悩みによっておすすめのものも変わります。
お肉の含有量が多いドッグフードでもいまいち反応が悪い場合、食べない原因は別にあるかもしれません。
水分量の多いフードは、虫歯になりやすいと言われています。
歯が生えてくる頃までに、少しずつ硬い餌でも食べられるように慣らしておきましょう。

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子犬のしつけはいつから?時期や順番についてまとめ

子犬のしつけは生後3週目から3ヶ月半の「社会化期」の間に行いましょう
世話を通して犬との信頼関係を築き、名前を呼んでアイコンタクトが取れるようになれば、しつけを始めていいタイミング。
小さなことから成功体験を踏ませて、褒めながら教えていく事を心がけましょう。
また、犬にされて困るような事は最初からできないように整えて、大切な物は手が届かない場所にしまっておいた方がいいです。
犬が言うことを聞いてくれないからといって、怒鳴ったり叩くような安易なやり方に頼ってはいけません。
自分一人で悩み過ぎず、プロの手も借りながら根気強く飼い犬と向き合っていれば、周りから愛される幸せな犬に育つのではないでしょうか?

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