【子犬の散歩はいつから?】トイプードルの散歩はいつからはじめる?
子犬が摂取すべきワクチンの種類について
狂犬病/義務
狂犬病ウイルス感染の致死率は、ほぼ100%とされています。
大変危険な病気のため、生後91日目以降の犬の飼い主には、毎年1回の予防ワクチン接種を受けさせることが「狂犬病予防法」という法律により義務付けられています。
予防ワクチン接種を受けさせずに犬を飼った場合は、狂犬病予防法違反として検挙され、20万円以下の罰金に処せられます。
狂犬病予防接種は、前回の接種から1か月以上経過していなければ受けることができません。
また、混合ワクチンの接種からは3週間以上経過していることが望ましいです。
自治体が実施する集団ワクチン接種は毎年4月から6月の数日間で、費用は3千円から4千円程度です。
それ以外の期間でのワクチン接種は動物病院などで受けることができます。
動物病院での費用は病院によりますので、前もって確認しておきましょう。
ジステンバー/任意
ジステンバーは犬にとって発症率と死亡率が非常に高い病気です。
治療法は今のところ確立されておらず、いちどジステンバーウイルスに感染すると、生涯に渡って完治は不可能とされています。
成犬前での発症は急性の症状としてあらわれることが多く、症状からの回復後も再発を繰り返します。
感染初期は下痢や嘔吐、また目・鼻から膿のような分泌物が出るなどの症状で衰弱します。
進行して脳や神経に感染が及ぶと麻痺や痙攣がおこり、致死率が高くなります。
ジステンバーから犬を守るための予防ワクチンの接種は、他の病気のワクチンとの数種の混合ワクチンによって行われるのが一般的です。
製薬会社によって異なりますが、ジステンバーの予防ワクチンはほとんどの混合ワクチンに含まれています。
伝染性肝炎/任意
犬の伝染性肝炎の原因となるウイルスは生存力が高く、感染すると非常に危険です。
感染した犬からのウイルスの排除は困難で、完治するための治療法は確立されていません。
感染初期には発熱がおこり、下痢や嘔吐、腹痛などの症状があらわれます。
激しい症状があらわれることもあり、特に1歳に満たない子犬では死亡の確率が高まります。
症状からの回復後も、肝臓やその他の器官がウイルスに冒され続け、無気力な状態が続きます。
進行すると、血便があらわれたり、皮膚にあざのような血斑ができたりします。
重篤な症状を経過すると、角膜が濁ることもあります。
予防は、他の病気のワクチンとの混合ワクチンでの接種が一般的です。
製薬会社によって異なりますが、伝染性肝炎の予防ワクチンは3種以上の混合ワクチンに含まれていることがほとんどです。
アデノウイルス2型感染症/任意
アデノウイルス2型は、上記の伝染性肝炎の原因ウイルスと同属のウイルスです。
感染症は犬伝染性喉頭気管炎、または犬伝染性気管支炎とも呼ばれます。
犬の風邪(ケンネルコフ)の原因ウイルスの一つとされ、感染すると乾いた咳が出るのが特徴です。
発熱、くしゃみ、鼻水、食欲不振などを伴うこともあります。
強い感染力をもち、有効な治療薬はありませんが、致死率は高くありません。
しかし、他の病原体と同時に感染すると、肺炎を患い重篤な症状から死亡してしまうこともあるため、ワクチンでの予防が大切です。
ワクチン接種は、他の病気の予防ワクチンとの混合接種が一般的です。
製薬会社によって異なりますが、アデノウイルス2型感染症の予防ワクチンは3種以上の混合ワクチンに含まれていることがほとんどです。
パルボウイルス感染症/任意
パルボウイルスは感染力が高く、死滅しにくいウイルスです。
感染すると腸粘膜などで勢いよく細胞分裂し、腸炎を引きおこします。
感染初期には発熱、食欲不振や気力減退がみられ、進行すると嘔吐、下痢、さらに血便などの症状があらわれます。
さらにひどくなると白血球の減少や脱水の症状があらわれ死亡してしまいます。
犬にとって大変深刻な感染症で、傷められた腸粘膜から細菌などが感染して多臓器不全を患い、死に至ってしまうケースも少なくありません。
生後3か月未満の子犬では、心筋炎をおこして極度の脱力、呼吸困難などの急性症状から死亡してしまうことも多くあります。
パルボウイルス感染症の予防ワクチンは、他の病気のワクチンとの混合接種が一般的です。
製薬会社によって異なりますが、2種と5種以上の混合ワクチンに含まれていることがほとんどです。
3種と4種の混合ワクチンには含まれないことが多いので注意が必要です。
子犬のワクチンは3回摂取が推奨されている/16週以降に完了する
生まれたばかりの子犬は、母犬の初乳に含まれる抗体から免疫を得ることができますが、その免疫も生後6週を過ぎたころから少しずつ減ってしまいます。
8週を過ぎると十分に感染症にかかる危険性があります。
そのため、健康な成長にはワクチン接種での予防が欠かせません。
世界小動物獣医師会(WSAVA)による「犬と猫のワクチネーションガイドライン」では、生後6週~8週での1回目のワクチン接種、その後2~4週をあけて16週またはそれ以降まで接種を繰り返すことを推奨しています。
生後8週ごろから4週間隔で、ちょうど3回のワクチン接種が行われるスケジュールです。
犬にとっては免疫が定着しにくい時期なので、これだけの接種をして確実に免疫を得ることを目的としています。
費用は何種混合のワクチンにするか、また病院によっても変わります。
およそ3千円から1万円ほどが目安です。
ワクチン完了前の子犬は抱っこで外に慣れさせましょう
子犬の3回の接種期間は、ちょうど社会化期にあたります。
3回のワクチン接種がすべて終わっていないと多少の感染の不安はあるものの、家から外に出さずに社会化期を過ぎてしまうと、その後の飼育に困難が生じてしまいます。
見慣れない人に吠える・噛む、ほかの犬を怖がる・威嚇する、聞いたことのない音や見たことのない物に異常に反応する…などの行動が問題となります。
人と犬がお互い幸せに暮らし続けるためには、この期間の社会化が重要なポイントになります。
ワクチン完了前でも家の外に慣れさせておきましょう。
3回目の接種から3週間ほどまでは、十分な免疫ができていない可能性があります。
それまでは抱っこして外に出掛けましょう。
地面を歩かせることは感染の危険を高めますので避けるようにします。
また、ワクチンの接種から2,3日間は体調が弱っていることがあるのでお出かけは控えた方がよいでしょう。
体調のよい日に、抱っこされながら色々な物を見たり、初めての音やにおいにふれたり、さまざまな人に出会ったり…。
社会化期にそのような経験をしておくことで、初めての刺激にも動じず、人と暮らしやすい犬に成長することができるようになります。
散歩デビューの前に首輪・リード・ハーネスの装着に慣れておくとよい
犬は当然ですが自らモノを身に付けようとは考えません。
初めてつけられる首輪やハーネスは、子犬にとっては体に違和感を感じるものです。
体から外そうと、もがいたり暴れたりする子犬もいれば、恐怖から固まってしまう子犬もいます。
散歩デビューのその日に大変なことにならないように、前もって首輪やハーネスの装着に慣れさせておきましょう。
首輪やハーネスを装着して大人しく過ごせるようになったら、リードをつけて家の中で歩く練習をします。
慣れないうちは歩いてくれなかったり、あらぬ方向にリードを引っ張ったりすることもありますが、決して怒らずに練習を続けましょう。
リードを持つ人の横に並んで歩き続けることができるようになったら、散歩デビューも安心です。
練習中は、上手にできたらたくさん褒める、フードやおやつをあげるなどして、首輪・ハーネス・リードは怖くない、楽しいモノとして覚えるられように導きましょう。
散歩に慣れるまでは無理に歩かせる必要はない(少しの外出でも十分)
抱っこでのお出かけで色々な刺激に慣れた子犬でも、自分で地面を歩く散歩を始めたばかりのころは新しい刺激がいっぱいです。
子犬にとって抱っこと地面では高さに大きな違いがあります。
いつもとは視界が違う外の世界で、初めての地面や草のにおい、車の振動などを感じると、不安になったり警戒したりするのは当然のことです。
まったく歩かなかったとしても、そのまま側にいてあげましょう。
不安な子犬に無理にリードを引っ張って歩かせようとすると、子犬は「外に立つのってこわい」と感じてしまいます。
初めは散歩でなくても、外に立った感覚に慣れることができれば成功です。
少しずつ歩き出したら、歩けた分だけで終わりにします。
飼い主が側にいて子犬のペースで過ごさせてあげると、だんだんと外の色々なモノに興味をもって歩けるようになります。
トイプードルの散歩は毎日必要?運動量・頻度・時間・距離などについて
トイプードルは毎日の散歩が必要!活発な子が多い
室内犬のイメージが強いトイプードルですが、実際は活発な犬種です。
トイプードルはスタンダードプードルを改良して作られた小型犬です。
スタンダードプードルは、かつてフランスなどで狩猟犬として活躍しました。
トイプードルも、その活動的な習性を受け継いでいます。
そのため、毎日の散歩をしないと運動不足になり、肥満・心臓業・糖尿病などの危険が高まります。
また、散歩にはストレス発散に大きな効果があります。
散歩ができずにストレスが溜まると、無駄吠え・イタズラ・しっぽ追い(自分のしっぽを追いかけ続ける)・攻撃的になるなどの問題行動があらわれるだけでなく、体調を崩す、無気力になるなど、体と心の両面に悪影響を及ぼしてしまいます。
適度な散歩は運動不足とストレスを解消させてあげられるだけでなく、他の人や犬との出会いなどのさまざまな経験を通して社会性を養う機会でもあります。
トイプードルを飼ったら、できるだけ毎日の散歩をさせてあげましょう。
トイプードルの散歩は1日に2回/1回15~30分が理想的
活発なトイプードルの散歩は1日に2回行ってあげるのが理想的です。
1回につき15~30分が、ほどよい時間です。
まだまだ散歩したそうなら、もうちょっと時間を延ばしても大丈夫です。
元気いっぱいだったら坂道を上るなどして、筋力アップを目指しましょう。
子犬の場合は、初めは1回10分程度から時間を増やしてゆきます。
シニア犬でも体力に応じて時間を調整してあげることが必要です。
どちらも傾斜のきつい坂道や階段は避け、なるべく平坦な道を歩くようにしましょう。
また、できるだけコンクリートやアスファルトの上を歩かせないようにすると、体への負担が軽減されます。
毎日の散歩の時間帯を一定にしないでおくと、どの時間帯でもストレスなく散歩ができるようになります。
距離は1~2キロ
人懐こく穏やかな性格のトイプードルですが、狩猟犬を起源とする性質上、見た目のイメージよりも多くの運動量をこなします。
中型犬には及びませんが、小型犬の中では健康維持に多めの運動量が必要な犬種です。
トイプードルの成犬の1回の散歩距離は、1~2キロが適しています。
上記の「時間」と同様に、元気いっぱいならもう少し増やす、子犬とシニア犬には減らすなどの「距離」の調整も大切です。
子犬の場合は、外の環境に慣れるまではなるべく同じルートで散歩しましょう。
外の環境に慣れたら、今度は色々なルートを選んで散歩すると好奇心が刺激され、ストレス解消が促進されるようになります。
散歩から帰ったら、体に付いた汚れをしっかりと取り除き、濡れた場合はよく乾かして雑菌の侵入を防ぐことも、健康維持のために大切です。
長距離は関節を痛める原因となることがある
トイプードルに限らず飼い犬には散歩が必要ですが、必要以上に長距離の散歩はかえって体に負担をかけてしまうこともあります。
トイプードルなどの小型犬によく見られる関節の病気に『膝蓋骨脱臼(パテラ)』があります。
膝蓋骨は、「ひざのお皿」です。
このひざのお皿が外れて周囲の組織に炎症をおこし、強い痛みが生じます。
打撲などの強い衝撃によって本来の可動域以上の動きをしてしまうことが主な原因です。
しかし骨格の形成の異常などで、生まれつきこの病気になりやすかったという場合も少なくありません。
そのような小型犬がむやみに長距離の散歩で発症してしまわないよう、日ごろから注意が必要です。
また、関節の軟骨がすり減ることによる関節炎も深刻な病気です。
犬にとって適切な範囲を超えた長距離の散歩を日常的に繰り返すと、関節を酷使して症状を引き起こす原因ともなりえるので気をつけたいところです。
どうしても毎日散歩に行けない場合はどうする?
室内でボール遊びなど体を使った遊びをしましょう
一日中室内で大人しくしているのは、トイプードルの心身の健康にとってよくありません。
散歩に行けない日でも運動ができるように、室内で体を使った遊びができるボールやおもちゃ、マットなどを準備しておきましょう。
遊びに夢中になると普段以上に激しい動きをすることがあるので、怪我や病気の要素をできるだけ排除するために、下のような対策をしておきます。
・ フローリングは滑り止めの加工がしてあれば安心ですが、そうでない場合はマットを敷くなどしておきます。
・ 床に届く丈のカーテンは足を滑らせる原因になるため、床から20センチ以上離れるように調整します。
・ 誤飲事故を防ぐため、犬の口に入りそうな物、特にカドや尖りがある物は念入りに片付けておきます。
・ 窓からベランダや外に出てしまうことのないよう、戸締りの最終チェック。
・ 階段を上る・下りるをしてしまうことがないよう、フェンスを立てておきます。
また、体を使った遊びの間に、休憩や知能的なゲームなどをはさむと、飽きずに必要な運動量を確保しやすくなります。
ストレスがたまらないようにスキンシップを心掛けて
犬が人とのスキンシップが好きになると、人も犬もスキンシップによってストレスを緩和できるという嬉しい効果があります。
人はスキンシップなどで心地よいと感じると「幸せホルモン」とも呼ばれるオキシトシンが脳内などで分泌され、ストレスが軽減されることが知られています。
そして犬にも、このオキシトシンが分泌されることが分かっています。
犬とのスキンシップは、そのほとんどが「優しく撫でてあげること」です。
犬にとって不安や緊張があるとき、遊びに夢中になって興奮してしまったとき、また元気がない時にも、人から優しく撫でてあげることで気持ちをよい方向に導き、ストレスを軽減させることができます。
犬とのスキンシップは、しつけも兼ねて行います。
病院での診療や予防接種、トリミングやシャンプー、歯磨きや爪切りなど、人から触れられる機会に怒ったり暴れたりしてしまうと、人にも犬にもストレスにつながります。
体のどの部位に触れられても嫌がらないようになるまで、根気よく、犬の気持ちを大切にしながら進めましょう。
犬が心地よいときに人から視線を合わせると、信頼関係や絆が深まり、しつけがよりスムーズになります。
骨や関節が弱いため家の中の段差や障害物に注意して
トイプードルは小型犬のため骨が細く、骨折しやすい犬種です。
さらに先天的に骨が弱い場合もあります。
また、トイプードルは特に膝や股関節が弱いことが少なくありません。
多くみられる病気には、先にあげた『膝蓋骨脱臼(パテラ)』という関節の病気があります。
その他『大腿骨頭壊死病(レッグ・ペルテス)』などの関節の病気にもかかりやすいのも、トイプードルをはじめとした小型犬の特徴です。
体に衝撃を受けると骨折や関節の病気につながりやすいので、暮らしの空間にはできるだけ配慮してあげましょう。
小さな段差や、まさかと思うほどの小さなものにつまずいても心配です。
よろけたり転んだりすると、骨や関節に重篤な症状が残ることがあります。
飼い主さんがうっかり落としてしまったというケースも多いので、家の中では抱っこして歩くのも控えたほうがよさそうです。
トイプードルの散歩の注意点/夏の散歩におすすめの時間帯は?
夏の散歩は熱中症に注意!散歩は早朝や夜がおすすめ
夏の時期に散歩をする時には、熱中症ならないように気を付ける必要があります。
夏の暑さは人間にもこたえますが、それは犬にとっても同じことです。
しかも犬には汗腺が肉球にしかないので、汗をかいて体温を下げるということができません。
体も毛に覆われており、熱がこもりやすいといえるでしょう。
気温が高く体温を下げることができないと、熱中症になってしまうことがあります。
熱中症になると呼吸が荒くなったり、ぐったりすることが多いです。
命にかかわることもあるので、夏の時期には熱中症対策を行うことが必要になります。
散歩は気温が上がる前の早朝や気温が下がった後の夜の時間帯に行うのがおすすめです。
早朝や夜の時間帯であれば比較的涼しいので、熱中症になるリスクは大分少なくなります。
真夏のアスファルトは肉球を火傷するリスクがある
真夏に犬を散歩させる際、アスファルトは高温になるので十分に注意する必要があります。
アスファルトには熱を吸収しやすく、放出しにくいという特性があります。
気温が高くなると、アスファルトの表面の温度はかなり上がってしまいます。
真夏の時期には50℃~60℃に達することもあるので、犬にとっては非常に危険です。
高温のアスファルトを歩いたりすると、肉球を火傷してしまう恐れがあります。
犬にとっては焼かれた鉄板の上を歩かされているようなものなので、高温のアスファルトを歩くことは避けるようにしましょう。
肉球を火傷すると皮膚がただれたり、皮がめくれてしまうこともあります。
肉球は暗い色をしていることが多いので、火傷をしていてもすぐには気が付かないことも多いです。
犬は体高が低いため熱中症にかかりやすい
犬は体高が低いので、人間よりも地面に近いところを歩いています。
そうすると地面からの照り返しの熱を体に浴びていることになります。
体高が低い犬は地面の熱の影響を受けやすく、熱中症にかかりやすいのです。
気温が30℃の時に地面の温度を測ってみると、40℃を軽く超えているということもあります。
また、夕方など涼しくなってから散歩をしても地面の温度はまだ下がり切っていないということもあるので注意が必要です。
天気が曇りの時でも、意外と地面には熱がこもっていることもあります。
散歩をする際には、直接地面に触れてみるなどして温度を確かめるのがおすすめです。
人と犬とでは一緒に歩いていても環境が違うので、自分の体感だけで判断してしまうと犬にとっては辛い環境ということもあります。
アスファルトよりも芝生のほうが犬への負担が少ない
散歩をする際、舗装されたアスファルトの上を歩くよりも芝生を歩く方が犬への負担は少なくて済みます。
アスファルトはきちんと舗装されているので歩きやすいですが、地面が硬いので歩く時にそれなりの負荷がかかります。
芝生の場合にはアスファルトに比べて柔らかく、クッション性もあるので犬の足にかかる負担は少なくて済みます。
芝生には天然芝や人工芝がありますが、クッション性が良くて歩きやすいのはどちらも同じです。
人工芝は犬が思いっきり走り回れるドッグランなどにも使われています。
広い公園などに行って芝生がある場合には、芝生を選んで散歩するのがおすすめです。
芝生であれば、アスファルトのように熱がこもって熱くなりすぎる心配もありません。
犬用の靴を利用するとよい
散歩をする際には、犬用の靴を利用するのも安全対策として効果的です。
靴を履いていると、デリケートな肉球を保護したり足にかかる負担を減らすことができます。
犬に靴は必要ないと思われるかもしれませんが、今は昔と比べて土の道というのは減っています。
道路はアスファルトで舗装されていて、散歩ルートはほとんどアスファルトということも少なくありません。
足にかかる負担は大きくなっているので、犬にも人間のような靴があった方がいいのです。
靴をはくことで、熱くなったアスファルトにうっかり肉球が触れて火傷するといった事態も防げます。
それから災害時などにも靴を履いていれば、足を怪我から防げます。
地震など大きな災害が起きた時には、ガラスの破片などが散らばっていることも考えられます。
夏の散歩の前後はしっかりと水分補給をさせましょう/散歩中に水分を取れるようにしましょう
夏に散歩をする際には、その前後にしっかりと水分補給することが大切です。
水分補給は、熱中症の予防には欠かせません。
少しの時間だからと水分補給をしないで散歩に出かけてしまうと、熱中症になるリスクが上がってしまいます。
また、散歩中にも水分補給ができるようにしておくことも重要です。
犬用の水筒なども販売されており、犬が飲みやすい形状になっています。
夏の時期は早朝や夜でも暑いことが多いので、散歩をすれば当然のどが渇きます。
散歩をする際には、こういった犬用の水筒を形態しておくとすぐに水分補給がでて便利です。
また、水分補給や栄養補給ができるゼリーなども販売されているので、そういったものも便利に活用することができます。
犬の熱中症の症状/食欲低下・ぐったりしている・呼吸があらい・よだれが多いなど
犬の熱中症の症状には、まず呼吸があらいことが挙げられます。
呼吸があらくなるのは、水分を蒸発させて体温を下げようとしているためです。
犬は汗をかかないので、汗で体温を下げるということはできません。
そのため呼吸によって体温を下げようとするのです。
それからよだれが多くなったり、ぐったりする、食欲がないというのも熱中症の症状になります。
脱水が進むと内臓にも深刻なダメージが生じることもあります。
熱中症の症状が悪化すると、意識を失ったりもします。
熱中症は症状が進むにつれて全身に障害が及ぶので、早めに医療機関を受診して獣医師の診察を受けることが重要です。
いつもと様子が違うと感じたら、できるだけ早く対処することが求められます。
犬の夏バテ対策/普段に食事にひと工夫で水分がしっかり取れる
犬の夏バテ対策として、普段から水分をしっかりと補給しておくことが挙げられます。
水分補給が足りないと熱中症になるリスクが上がってしまいますし、夏バテしやすくなるからです。
しかし、自分から進んで水を飲んでくれるというワンちゃんならば問題ありませんが、なかなか水を飲んでくれないということもあると思います。
水はきちんと用意してあるのに、自分からはあまり飲もうとしないという犬も意外と多いです。
飼い主としては愛犬に水分をとらせたいものですが、無理矢理飲ませるわけにもいきません。
そういった時には、普段の食事で水分をしっかりと取れるようにするのがおすすめです。
普段の食事にひと手間加えることで、水分をとれるようにすることができます。
ドライフードにお肉をゆでたスープをかける(水分が取れる)
いつも食べているドライフードに、お肉をゆでたスープをかけてあげると水分も一緒にとることができます。
お肉をゆでたスープには肉の風味が付いているので、好んで食べてくれるというワンちゃんも多いです。
水分というと水をあげなければいけないと思ってしまう飼い主も多いですが、普段の食事にも水分は含まれています。
お肉をゆでたスープも水分になるので、それをドライフードにかけてあげるだけで水分補給になります。
肉の風味が付いているとそれが食欲を刺激するので、ワンちゃんの食いつきが良くなる効果も期待できます。
ゆでた肉もご飯に混ぜれば、タンパク質の補給に役立ちます。
あまり水を飲んでいないという時などは、スープを多めにすると水分補給になります。
ドライフードをぬるま湯でふやかす(やわらかいフードの方が食べやすい)
ワンちゃんに水分補給をするために、ドライフードをぬるま湯でふやかすという方法もあります。
ふやかすことで柔らかくなり、フードが食べやすくもなります。
ぬるま湯は、大体30℃から40℃程度のものを使います。
熱湯や冷水はおすすめできません。
ドライフードの中には熱に弱い栄養素なども含まれているので、熱湯でふやかすとせっかくの栄養が壊れてしまうことがあります。
また、熱すぎると火傷してしまう恐れもあるので、必ずぬるま湯を使うようにするのがおすすめです。
それからドライフードをふやかす水が冷たいとふやけにくいですし、食欲がわかないというワンちゃんも多いです。
冷たいフードだと胃腸の調子が悪くなり、下痢になることもあります。
ドッグフードの正しいふやかし方|子犬や老犬へ与えるドライフードをふやかすコツと注意点やデメリット
ウェットフードを与える(水分が取れる&食欲アップ)
いつもドライフードを与えているという場合、ウェットフードにするのも水分補給につながります。
ウェットフードはドライフードよりも含まれている水分がそもそも多いので、それを食べるだけで水分を摂取していることになるからです。
ドライフードに含まれる水分の量は、10%以下とされます。
それに対してウェットフードの水分量は75%以上といわれているので、水分量には大きな違いがあります。
また、ウェットフードの方が風味を強く感じるので、食いつきが良いというメリットもあります。
ドライフードよりも価格は高いので毎日与えるのは大変かもしれませんが、夏バテや水分不足が気になる時にはウェットフードにしてあげると夏バテ防止に効果的です。
総合栄養食のドッグフードを与える(1日に必要な栄養分が取れる)
犬の夏バテ防止には、1日に必要な栄養をしっかりとることも重要です。
そのために最適なのが総合栄養食のドッグフードになります。
総合栄養食とは、ドッグフードの中でもそれだけで健康を維持できるように栄養素が配合されているものをいいます。
必要な栄養は犬種や成長段階によっても異なるので、それに合った総合栄養食のドッグフードを選ぶことが大切です。
総合栄養食のドッグフードには、タンパク質やビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養素がバランス良く配合されています。
使用している原材料などは商品によって違います。
総合栄養食の場合、足りない栄養素がないので安心して食べさせることができます。
きちんと栄養をとることが、夏のバテやすい時期の健康維持につながります。
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散歩が嫌い!?トイプードルが散歩を嫌がる理由と対策
散歩を嫌がる理由1・体調不良
飼っているトイプードルが散歩を嫌がった場合には、まず体調不良が考えられます。
人間でも風邪気味だったり、熱があるなど具合が悪い時には外出したくないと思うことも多いと思います。
犬も同様で具合が悪い時には散歩に行くのが億劫になり、横になって体を休めたいと思っているのかもしれません。
犬は体調が悪いと言葉で訴えることができないので、散歩に行きたくないことを態度で示したりもします。
ウイルスや細菌などに感染している場合もありますし、お腹の調子が良くないといったこともあります。
また、関節などに痛みが出ていて、歩くと痛いので散歩を嫌がるということもあるようです。
よく調べてみたら足に怪我をしていたということもあります。
散歩が好きな子が歩かない場合は早めに受診をしましょう
普段は散歩が好きなのに急に散歩を嫌がるようになったという場合には、早めに医療機関を受診して獣医師の診察を受けるようにしましょう。
ただ散歩を嫌がるだけでわざわざ病院に行くのはどうかと思うかもしれません。
病院に行くことをためらうこともあると思います。
しかし、散歩を嫌がる時には重大な病気や怪我が隠れていることもあるので、早めに医療機関を受診するのがおすすめです。
散歩は基本的に犬にとって楽しいものなので、それを嫌がるというのは何かあったと考えるのが自然です。
勿論、個体差もあるので散歩があまり好きではないというワンちゃんもいますが、普段は散歩が大好きというワンちゃんの場合には急に嫌いになるとは考えにくいです。
散歩を嫌がる理由2・散歩コースに飽きている
散歩を嫌がる理由としては、いつもの散歩コースに飽きていることも考えられます。
いつも同じコースを散歩しているという場合、新鮮味が薄れてあまり散歩に興味が持てなくなっていることもあります。
毎日、同じ時間に同じ道を歩いていれば、その道に慣れてしまいます。
散歩によって受ける刺激が少ないので、散歩を嫌がるようになることがあるのです。
散歩に行かなくてもいいやという気分になっているのかもしれません。
散歩は運動になるので犬の健康には欠かせないものですが、散歩で見慣れないものに触れたり感じたりすることはストレスの発散や精神面の安定にもつながっています。
同じ景色ばかりだと刺激が少なく、ストレスが解消されないこともあります。
散歩のコースを変える/反対回りにしてみる
散歩を嫌がるようになった時には、散歩コースを変えてみるのがおすすめです。
いつもとは違う道を歩いてみると、新しい景色が広がってその分刺激も多くなります。
それが気分転換にもなりますし、ワクワクとした楽しい気分にもなります。
散歩コースを変えるといっても、全く違う場所に行かなければいけないというわけではありません。
ちょっとだけ通るルートを変えてみたり、違う場所に立ち寄ったりするだけでも犬にとっては大きな変化になります。
また、いつもと同じ散歩コースでも、反対回りにしてみるだけで変化が生まれます。
新鮮な気分になるので、ストレス発散にもつながります。
散歩をする時には、いくつか散歩コースを用意しておくとその日によって変えられるのでおすすめです。
散歩を嫌がる理由3・散歩コースに怖いものがある(トラウマ)
散歩を嫌がる理由としては、以前散歩をしていた時に怖い思いをしたことも考えられます。
例えば、他の大きな犬に吠えられて怖い思いをしたので、その道を通ると思い出してしまうということがあります。
また、家族以外の人から触られ、それが怖かったということがあったりもします。
飼い主から見ると些細なことでも、ワンちゃんにとっては実は重大なトラウマだったということもあります。
例えば小さい子どもが寄ってきて触ろうとしたなど、周りから見ていると微笑ましい光景が犬にとってはストレスだったりもするのです。
そういった怖い思い出があると、散歩自体を嫌がるようになることがあります。
そういった時には、散歩コースを変更したりして怖い思い出を思い出さないようにするのがいいでしょう。
歩かなくなる場所や状況を確認しましょう
トイプードルが散歩を嫌がるようになった時には、歩かなくなる場所や状況をまず確認することが大切です。
この道のこの通りに来たら座り込んでしまうといった場合、その場所で怖い思いをしたことがあるのかもしれません。
その場合には、そこを避けたルートを通るようにするとすんなりと散歩を続けてくれることもあります。
最初から散歩を嫌がるという時には、家を出てすぐの場所で何かトラウマになるようなことも考えられます。
また、工場などで出る音が怖いと感じているような場合もあり、その時には音に敏感に反応している様子が伺えます。
犬は意外と音に敏感な子が多いので、そういった時には静かな散歩ルートを選んであげるのがおすすめです。
散歩を嫌がる理由4・飼い主に甘えたい(抱っこしてほしいなど)
散歩を嫌がる時には、飼い主に甘えたくて抱っこしてほしいということもあります。
その場合には、抱っこをせがむ素振りを見せることも多いです。
元々、甘えん坊なワンちゃんもいますし、抱っこされると落ち着くということもあります。
それから散歩をするよりも飼い主に遊んでほしいという場合もあって、散歩を嫌がったりします。
また、仕事が忙しいなどなかなか構ってあげられなかった時などに散歩を嫌がって甘えてきたりすることもあるでしょう。
最近あまり構ってあげられなかったという時には、家に帰ってからたっぷり遊んであげるようにするのがおすすめです。
飼い主とたっぷり遊んで十分に満足した後だと、散歩を嫌がらなくなることもあります。
抱っこがクセになる!抱っこはせずに犬のペースで散歩をする
愛犬から抱っこをせがまれると可愛いので、ついつい抱っこしてしまうという人も多いと思います。
家でたっぷり抱っこするのはいいですが、散歩の途中に抱っこしてしまうのはあまりおすすめできません。
抱っこがクセになってしまうと、散歩をしなくなってしまうからです。
抱っこをせがまれても、抱っこはせずに犬のペースに合わせて散歩をするようにしましょう。
抱っこをせがんでも要求に応じてもらえないということが分かれば、徐々に散歩することに慣れていきます。
散歩を続けるうちに散歩の楽しさも分かってきますから、抱っこをせがまれても応じないことが大切です。
また、散歩をする前や散歩の後に、沢山抱っこしてあげるのも効果があります。
散歩が終わると抱っこしてもらえると分かってきます。
トイプードルの散歩/時間・頻度・距離などまとめ
トイプードルに必要な散歩の理想は、1日に2回です。
小型犬なので大型犬や中型兼に比べるとそれ程運動量は必要ではありませんが、1回に15分から30分程度の散歩をするのが理想になります。
大体、距離にすると1km~2km程度です。
どうしても1日に2回行くのが難しいという場合には、1回の散歩を少し長めにしてあげるようにしましょう。
夏の暑い時期は熱中症の危険があるので、早朝と夜に行うのがおすすめです。
また、個体差もあるので活発なワンちゃんだと、もっと散歩をしたいとせがむこともあります。
それから激しく雨が降っている時など散歩に行くのが難しい場合には、室内で体を使った遊びをするなどして体力を発散させてあげる必要があります。
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